11月28日(土)にスーパーグローバルハイスクールの生徒発表会が開かれました。
ICU高校では2014年度から文部科学省によりスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定をいただきました。研究開発構想名は『帰国生と国内生の相互理解教育に基づくグローバルリーダー育成』です。本年度は3年生の課題研究講座もスタートし、国内外での各種スタディツアーにも多くの生徒が参加しました。
スタディツアーの報告、そして「多文化共生を目指す新しい社会貢献の提案」として課題研究講座クラスの発表を実施し、全校生徒でSGH活動の成果を共有することを目的としました。
当日のプログラムは下記の通りです。
【スタディツアー報告会 その1】
1) ベトナムスタディツアー(今年度初!SGHオリジナルツアー)
2) スタンフォード大学 Stanford International Youth Program (今年度初!SGHオリジナルツアー)
3) アジア学院 スタディツアー
4) 問題解決セミナー Global Leadership Boot Camp
5) Student Global Leadership Institute (Hawaii Punahou高校)
それぞれのツアーに参加した生徒たちの個性を生かした発表となり、スタディーツアーに参加しなかった生徒にとっても学びある発表となりました。
また次年度自分がどのスタディーツアーに参加したいのか、夏休みという時間をつかってなにをしたいのか、考える良いきっかけになったと思います。
【SGH課題研究講座 発表】
課題研究 『多文化共生社会をめざす新しい社会貢献の提案』
まとめと講評 国際基督教大学教授 千葉眞先生
3年生、SGH課題研究講座をとっている生徒29人が"多文化共生"をキーワードに発表しました。
発表を聞いている方々にも、多文化共生を難しくとらえず身近なものだと受け取ってほしい、わかりやすく伝えたいという強い思いから、最初と最後の部分は劇仕立てで発表。
発表する生徒たちの強い思いは伝わったようで、発表を聞く生徒たちも熱心に耳を傾けていました。
最後に、国際基督教大学教授 千葉眞先生から貴重なご講評をいただきました。
【スタディツアー報告会 その2】
オーストラリア短期留学
宋慶齢国際青少年キャンプ
Pan Pacific Program
Global Citizens Youth Summit
ブラウン大学サマープログラム
中東学生会議
ヤング天城会議
数学セミナー
こちらはスタディーツアーの報告会第二部。生徒たちがそれぞれのスタディーツアーで体験したこと、感じたこと、考えたことを発表しました。
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今回の発表はほとんどのグループが英語と日本語で発表しました。今まで海外経験がなかった生徒も発表し、初めて一日中英語を使って海外で生活した感想を述べてくれました。大変で疲れたけど、一歩前にでて自信をもてたこと、勇気をだして積極的に英語を話すことの大切さを教えてくれました。スタンフォード大学のプログラムに参加した生徒たちは、アカデミックな海外の大学生活の体験について教えてくれました。スタンフォード大学へのスタディーツアーは今回初めての取り組みとなりますので、第一期生となる生徒たちには今後も盛り上げていってほしいと思います。数学セミナーに参加した生徒は、セミナーに参加した後、日常生活にあふれる数学をみつけ興味をもったこと、今日は先生は何を教えてくれるんだろうと授業が楽しみになったと教えてくれました。ベトナムスタディーツアーに参加した生徒からは、言葉が通じない少数民族の方々と出会う中で、言葉が通じなくてもコミュニケーションを取り合い、互いを尊重することの大切さを学んだと教えてくれました。
それぞれが国内外で、色々な経験をした2015年、夏。来年はどんな報告があるのか、今から楽しみです。
ご来場くださった来賓の方々、スタディーツアーをサポートしてくださっている関係者の方々、どうもありがとうございました。