ICUHS SUPER GLOBAL HIGH SCHOOL PROJECT

スーパーグローバル
ハイスクール

今年も生徒18名がベトナムスタディツアーに参加しました。
ホーチミンでは戦争証跡博物館やクチトンネル見学を通じて、ベトナム戦争に関する学習をしました。フエでは「子どもの家」で、子どもとの交流やボランティアをしました。また、少数民族の村を訪問したり、フエ省立グエンフエ高校に行き現地高校生と交流をしました。

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参加した生徒の感想文を紹介します。


・このツアーで最も印象に残ったのは、グエンフエ高校の生徒たちとの交流だ。もともとグエンフエ高校の生徒たちを現地の日越交流会館に招く予定であったが、急遽グエンフエ高校側が私たちを招待してくれたことで、日頃生徒たちが使う校舎内での交流が実現した。事前にグエンフエ高校は学力の高い学校との説明を受けていたが、実際に英語でコミュニケーションを取ることができた。簡単な自己紹介をした後、校内を案内してくれた。中には日本のアニメや映画が好きで日本語を喋ることができる子もいた。日本人二人とベトナム人四人ほどのグループに分かれ、日本とベトナムの文化の違いについて話す時間が少し設けられた。私が思いついた日本文化といえば、お辞儀、アニメ、漫画といった非常に限られたものだった。むしろアニメなどについてはグエンフエ高校の生徒のほうが詳しいほどで、生まれ育った国の文化について、十分説明できない自分を恥ずかしく思った。人種、文化を超えて、コミュニケーションを促進し、お互い敬意を払い、平和を実現するためには他国の文化をよく知ることが一番重要だと思っていたが、この交流を通して、日本の歴史、文化などをきちんと説明できなければ相手に日本を理解してもらうことは難しく、望ましい関係は簡単には構築できないと痛感させられた。

・今回のベトナムスタディーツアーを通し本当に色々なことを知った。戦争が残すものがいかに残酷な事実であるか、戦争があったことを感じさせないベトナム人の前向きさ、そして如何に日本という国に住んでいる自分が恵まれているのかなどきりがないほどだ。また、説明会で昨年ツアーに参加した先輩が言っていたように自分の考えが180度ひっくり返されたような感じだ。子供の家を訪問して思わされたが、自分が恵まれていると本当の意味で気づいていなかった。自分は子供の家の子供達より多くの人生の選択肢を持てているのか、そして自分がどれほどそれを軽視していたか。この発見はこれからの自分のあらゆることに対する向き合い方に良い影響をもたらすと確信できるし、実際少し変わってきている。また、国が、民族が、肌の色が、言葉が、どんなことが違っていてもこの世界の皆は同じ人間であることに変わりはなく、通じ合おうとする気持ちさえあれば言語の壁など乗り越えてしまえる。コミュニケーションをとるということは何も難しいことではなく、自分から歩み寄る気持ちが大事なのだと学んだ。そして、現代における多文化共生とは過去を見つめ直し、反省し互いに民族、文化が違えても自ら相手に歩み寄って手を取り合って互いの文化を、他者を認めて未来に向かって生きていくことだと思う。今回のベトナムスタディーツアーに参加することができて本当に良かった。

・グエンフエ高校の高校生と交流した。私たちは、食べ物や服装、音楽など、双方の文化について話した。ベトナムの高校生は日本に興味をもっていて、いろいろと質問してくれたので、嬉しかった。彼らは、着物や鍋のことまで知っていた。特に、私が話した人は、日本語を勉強していて、漢字をすらすら書いていたので、とても驚いた。そんな彼らに比べて、自分はベトナムのことを全然知らないな、と痛感した。その時は、彼らと仲良くなれ、話しも弾み、楽しかったので、いい交流ができた、と満足していた。
しかし、ベトナムから帰ってきて振り返ってみると、「ベトナムから見て、日本はどういう国なのだろう、あんなに日本語や日本のことを勉強してもらえる価値のある国なのかな」、と疑問が浮かんできた。正直に言うと、私は日本の国力について真剣に考えたことがなかった。経済成長の観点からは、日本よりもベトナムのような発展途上国の方が活力があり、自分の中で日本は、「日本はこの先、大丈夫?」という位置付けであった。帰国してから、日本について、ベトナムについて、彼らに聞いてみたかったなと思うことが幾つも浮かんできて、なぜ、あの交流の場で話せなかったか、とても残念だった。世界の同世代人たちと、もっと深い話ができるような人間だったらよかったのにと悔しかった。何気なくこの後悔を父に話したところ、思いがけず父と、日本について話をすることになった。私の知らない日本の様々な良さや強さ、アジア諸国から見た日本など、たくさんの新たな気づきを得られた。今回の現地高校生との交流は、同世代の彼らの真摯な姿に刺激を受けたこと、これから自分に必要なことを分からせてくれた点でも、とても有意義だった。
是非、またこうしたスタディーツアーに参加し、視野を広げたいと思う。

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国は違っても、同世代との交流がとても印象に残ったようです。
来年度は、どのような出会いが待っているでしょうか。今から生徒の感想が楽しみです。