ICUHS Global Learning Programs

昨年SGLI( Student Global Leadership Institute)プログラムに参加した生徒3名が、2018年5月7(月)~12日(土)に本校にてfood driveを開催しました。
food driveとは、家庭で余っている食べ物を学校や職場などに持ちより、それらをまとめて地域の福祉団体や施設、フードバンクなどに寄付する活動です。今回集まった食料は浅草橋にあるsecond harvest japanというフードバンクに寄付されました。
今回food driveを企画した生徒たちにインタビューしてみました。


ーなぜこのプロジェクト(food drive)をはじめようと思ったのですか?

「私たちは昨年、SGLI(Student Global Leadership Institute)プログラムに参加しました。SGLIプログラムとは ハワイ州ホノルルにあるPunahou School(アメリカのオバマ元大統領の母校)で開催され世界共通の課題に取り組み、社会変革を引き起こす力のあるリーダーを育成するプログラムです。毎年世界各国から高校生が参加しており、ハワイで研修を経て、帰国後、約一年をかけてそれぞれのプロジェクトを実行し、今も活動中です。2017年のテーマは平和でした。そこで学んだのが、平和というものには一つ、確定の答えがなく、色んな方法や視点で達成しなければならないことでした。これにより、私たちは生徒とコミュニティの平和を築き上げることを目的にボランティア活動をしようと決断しました。ちょうど一年のキリスト教講演会でお世話になっているセカンドハーベストの創立者、チャールズ・マクジルトンさんがいらっしゃって、セカンドハーベストでボランティアしてくれる人を募集してると聞いたので、セカンドハーベストとコラボレーションして日本の食問題に取り組むことにしました。」
「学校で何をすれば今より平和になれるかということを考えたとき、ボランティアをしたいのにやる機会が少ないことや、帰国生が多いがゆえに周りのコミュニティに貢献できていないことに気がつきました。それで立ち上げたのがCommunity Wellness Committee というウェブサイトです。フェイスブックページで本校生徒向けにボランティアの機会を与えています。その一つの企画として学校内で行えるフードドライブをやりました。」


ー実際にこのプロジェクトをはじめてみてどうでしたか?

「勉強と両立するのが大変だったけど、両方のモチベーションを保つようになれたことで非常にいい勉強になれました。そしてフードドライブを実施したことによって、私は改めてどうプロジェクト企画をするのかを学びました。どうサポーターを集めるのか、どういうことを意識して企画しなければならないのか、どう継続させるかなどを学びました。学んだことは将来にも役立つのに違いないと私は思います。本当に為になった活動でした。」
「宣伝でいかにいろんな人に知ってもらえるかとか興味を持ってもらえるかなどが大変でした。でも二回やる上でどんどん興味を持ってもらえて、参加してくれる方やコメントしてくれる人がいたのが嬉しかったです。」


ーここでの経験をいかして、これからやってみたいこと、取り組んでみたいことはありますか?

「毎日直接、食品を提供しているセカンドハーベストの方々の話を聞き、日本の食と貧困の問題に私がフードドライブを通じて関わったことによって、私の関心が深まったと思います。だから、この活動によって学んだことや感じたことを忘れずに、これからもセカンドハーベストでボランティアを続け、大学でもフードドライブのような活動に取り組みたいと思っています。そして、セカンドハーベスト以外でも、NGOを通じて私はもっと今まで関心を持っていなかった問題に触れたい、考えたい、行動したいと思っています。」
「フードドライブでは日本国内でも食に困っている人が思った以上にいることを知れました。個人的に食べ物を大事にして、無駄にしないことが日常的にやれると思います。また、フードドライブの活動とかsecond harvest japanの活動をもっと多くの人に知ってもらうことやこれからもフードドライブ始め、いろいろなボランティアに参加して、自分の身近な人や知らない人にまで平和の輪を広げられるようになりたいです。自分がpeacemakerとしてどのように行動できるか考えていきたいです。」


ー最後にこのブログを見ている方々にメッセージをお願いします。

「フードドライブは簡単に参加でき、食に困っている人の支えになることができます。ぜひ個人や自分のコミュニティでもやってもらいたいです。」
「ICUハイではこのような課外活動を先生たちはサポートしてくれるので、Never be afraid to challenge yourself to do new things!」


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