ICUHS Global Learning Programs

8月25日に中東からの大学生との交流会が開催されました。
ICU高校の卒業生も参加している日本中東学生会議(JMESC)という団体のプログラムの中で、毎年1度中東諸国から学生を招聘し、日本の学生と交流する事業があります。
本事業では招聘者に実際の生活体験を通じて日本を理解してもらうと共に、日本社会に対しても普段は馴染みの薄い中東社会の文化、価値観とその多様性を発信することを目的としています。

今回、その招聘事業の一環でICU高校訪問をしていただきました。
今回いらっしゃった国は、エジプト、トルコ、ヨルダン、UAE、イラン、イラクです。
当日、前半はICU高校のクラブ見学をしていただきました。まずはICU高校にある和室にて茶道部からお茶を点てていただき、日本のおもてなしを体験していただきました。ほとんどの方が初めての日本ということもあり、とても興味深そうにお茶の世界を楽しんでいらっしゃいました。
今までご縁のなかった方々と過ごした和室での一時はまさに「一期一会」の空間となりました。その後、茶道部以外にも色々な部活動を見学していただきました。
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続いて図書館にて中東からの大学生から、下記の内容でプレゼンテーションをしていただきました。

①イスラームの基本情報(六信五行など)
②大学生出身国プレゼンテーション
③中東における他の宗教
(コプト教、クルド教の宗教)

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大学生からプレゼンテーションをしていただいた後は、ICUHSの生徒との
free talkセッションをもうけました。グループに分かれ、プレゼンテーションで
聞きたかったこと、気になっていたこと、感じたことなどをそれぞれ話し
中東のお茶・アラビックコーヒーとお菓子をいただきながら交流しました。

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ICU高校には中東からの帰国生もいたため、表面的な話だけでなく日本と中東の違い、
中東から帰国して気づいたことなどより深い部分にまで掘り下げてお話することができました。
当日参加した生徒からは、
「新しい世界がひらいたような気がした、新しいことを学べた」
「今回みたようなプレゼンテーションをもっと多くの人がみればイスラムのイメージががらっと変わると思う」
「中東の大学生とディスカッションできたのはとても貴重だった」
「交流を深めることが大事、交流を深めることで互いのことを知ることができるし、
理解しあえるはず。中東の知識を増やすことでバイアスなども無くすことができる」
といったような感想がありました。

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たった一日のイベントでしたが、中東からの大学生と交流し実際話をすることで、本当の中東、イスラムと出会うことができ新しい世界が広がりました。

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