今年度も夏にスタディツアーを開催しました。文化祭では各スタディツアーに参加した生徒がポスターを作成し掲示しました。
数学ツアーでは三鷹の国立天文台にいきました。そのポスターもあります!
事務室横にも掲示しています。
ここでいくつかのスタディツアーと参加した生徒の声を紹介します。
●アジア学院スタディツアー
アジア学院は1973年の創立以来アジア、アフリカなどの農村地域から、その土地の人々と共に働く"草の根"の農村指導者を学生として受け入れきました。栃木県那須塩原のキャンパスにて、国籍、宗教、民族、習慣、価値観等の違いを認めつつ公正で平和な社会実現のために、実践的な学びを行っている学校です。今年は18名の生徒が参加し、世界からの留学生と共に有機農業による自給生活を通じて農業、食、生命について学びました。
参加した生徒の声
・私にとって、多文化共生、グローバルの意味は、アジア学院での経験を通して大きく変わりました。私が思う多文化共生に意味は様々な異なった文化や価値観をお互いに尊重しあって過ごしていくことです。たとえ生まれた国、生活状況、食生活、生い立ちが全く違くても、嬉しい気持ちや悲しい気持ち、日常の話題、目指している夢など共通する部分もたくさんあるということをアジア学院では気づかされました。異なる要素は、言語や文化、環境から影響を受けた価値観の違いだけなのです。また、いくら最初に意見が分かれぶつかりあったとしても、皆でひとりひとりの意見を相手の立場になって一緒に考え、尊敬しあうことで、物事を平等に話し合うことは可能で、最後には大抵話し合えば解決します。このように、多文化共生とはお互いの文化や考え方を理解しあい尊重しながらも、しっかりと自分の意見も周りに伝え、双方向のコミニケーションがとりあえる環境であることだと思いました。誰もが自分の個性を表現しながら、様々な意見交換をし学び合い、お互いの違いを尊敬しながら過ごして行ける環境がグローバルなのではないかと、私は思いました。
●Entrepreneurship Program at Columbia University
今年初めて開催されたスタディツアーです。NYにあるコロンビア大学にてアントレプレナーシップについて学んだり、現地高校生との交流、国連訪問、JICUF訪問、ICU高校卒業生との交流など内容は多岐に渡りました。
参加した生徒の声
・During the week almost every night, we would have a dinner with people from different places. I met the workers from the JICUF, alumnus from ICU and ICU high school, local high schoolers, and alumnus of the VFA program. Each dinner was such an invigorating experience. I got to have deep conversations with people of different ages, of different backgrounds, and of different perspectives. We talked about current world issues, how it's like to live with an identity different from others, how being internationally active affects our lives, and much more. Having the opportunity to talk to people with different perspectives was so exciting and refreshing and I enjoyed it quite a lot. It made me realize not only how little I knew of the world, but also how backgrounds affect perspectives.
●ベトナムスタディツアー
今年で4回目の開催となります。今年は20名の生徒が参加しました。孤児院の子供たちが住んでいる施設でボランティアをしたり、フエ省立グエンフエ高校のみなさんとの交流会をしたり、山岳地帯の少数民族訪問をしたりしました。また、フエの世界遺産観光、戦争証跡博物館やクチトンネル見学などを通じてベトナム戦争に関する学習もしました。
参加した生徒の声
・今回のベトナムスタディーツアーを通し本当に色々なことを知った。戦争が残すものがいかに残酷な事実であるか、戦争があったことを感じさせないベトナム人の前向きさそして如何に日本という国に住んでいる自分が恵まれているのかなどきりがないほどだ。
また、国が、民族が、肌の色が、言葉が違っていても同じ人間であることに変わりはなく、通じ合おうとする気持ちさえあれば言語の壁など乗り越えてしまえる。コミュニケーションを取るということは何も難しいことではなく、自分から歩み寄る気持ちが大事なのだと学んだ。そして、現代における多文化共生とは過去を見つめ直し、反省し互いに民族、文化が違えても自ら相手に歩み寄って手を取り合って互いの文化を、他者を認めて未来に向かって生きていくことだと思う。こんなにも考えさせられ、学べ、そして楽しめた一週間はとても良い経験となった。
●Student Global Leadership Institute
SGLIはプナホウ高校が主催するグローバルリーダーを育成するプログラムです。今年は、9か国から68人の高校生が参加し"Social Conscience"というテーマについて話し合いました。本校からは生徒3名が参加しました。
参加した生徒の声
・ In the short fourteen days I spent abroad, I met with some of the most intuitive and compassionate people I have ever encountered. I plan on keeping in touch with my friends, although we can't see eachother, still learn from one another. All of the students who participated in SGLI are global citizens, and I am excited for what is in store for all of us in the future. This program has not only embedded in me the skills I need to become a good citizen and leader, but it also has helped me understand who I am and what kind of person I want to be. I am beyond happy that I was given the chance to take part in this once-in-a-lifetime experience, and I intend to treasure my time in Hawaii forever. The value of the SGLI program is immeasurable, and I believe applying for it was one of the best decisions I have ever made.
●オーストラリア学校体験入学&ホームステイ
シドニー市内中心部から車で北へ約2時間のところにあるWhitebridge High schoolに本校生徒11名が学校体験入学をしました。ホームステイをしながら午前は英語の授業を受け、午後は現地の生徒と一緒の授業に参加し、週末はホームステイ先の家族と一緒に過ごしました。
参加した生徒の声
・3 週間はあっという間で現地の生徒やホストファミリーととても絆が深められました。別れがとても悲しかったです。特に驚いたのはオーストラリア人はみんな仲が良くて、私のこともすぐに受け入れてくれたことと、みんなすごく助け合っていたことです。そんなオーストラリアの人たちとまた交流する機会があったら嬉しいです。
・私はホームステイで、失敗することを恐れずにチャレンジすることを学びました。オーストラリアの人は失敗を笑いませんでした、むしろ私たちが新しいこと初めてのことにチャレンジしない方が残念がっていた気がします。私は、あまりやったことのないことも現地で初めて体験しました。すると意外と楽しかったり、相手のことをさらに知る機会になりました。ホームステイという海外の文化に触れて見るという初めてのことをしてみたのもいい経験だったと思います。
来月のSGH学習発表会では、スタディツアーに参加した生徒発表をはじめ、留学生のプレゼンテーションや夏休みに外部のプログラムに参加した生徒の発表を行う予定です。とても楽しみです。