ICUHS SUPER GLOBAL HIGH SCHOOL PROJECT

スーパーグローバル
ハイスクール

Student Global Leadership Instituteに昨年度参加した生徒たちによる連載、今回は<プロジェクト編>。

(ひとつ前の記事は、<現地編>です。)

今回は、ハワイ、プナホウ高校での夏のプログラムから帰ってきたあと、ICU高校で展開しているプロジェクトについてです。
ではどうぞ!

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こんにちは!
SGLI2019に参加した41期生のすず、きょうか、さとこです。今回の<プロジェクト編>はさとこが担当します。

この記事では、私たちがSGLIから帰ってきてから取り組んでいるプロジェクトについて話したいと思います。

いきなりですが、2020年7月1日からついに日本でもレジ袋の有料化が始まりましたね!
実はこの出来事は私たちのプロジェクトにとても関連した出来事です。

というのも、私たちがICU高校に持ち帰ったプロジェクトは、学校をはじめとする自分たちの身の回りのコミュニティーでのプラスチック削減を目指したものなのです。

名付けて、ICUHS Plastic Free Actionです!

とは言っても「プラスチック」って問題が広すぎる!どうやってアプローチするの、、となりますよね。

そこで私たち3人はまず「ペットボトル」に着目しました。

ICU高校には校舎内に4つの自動販売機に加え、購買でもペットボトルの飲み物が売っています。そのため、多くの生徒は自分の水筒を持ってくるより学校で買えるペットボトル飲料を買っていたため、ペットボトル消費量がすごく多かったのです。

その現状を変える第一歩として私たちは、生徒たちに自分たちがどれだけ莫大な量のペットボトルを消費しているかを意識してもらうため、消費量を「見える化」することにしました。

ボランティアを募り、一週間学校中をまわって全部のゴミ箱からペットボトルを回収しました。回収したものはラベルをとって洗って最終日に回収期間内で集めた全てのペットボトルを展示しました。

     回収したペットボトルたち
回収したペットボトルたち.jpg
     
     展示準備中
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     展示完成!(展示物の前に看板を立てて合計本数を表示しました)
展示.bmp
     
自然(木)が人工物(ペットボトル)によって侵食されている状態をイメージした展示にしました。

数えてみると、なんと8日間で合計1158本。生徒数約750人に対してはかなり多い!

1158本.bmp

でもこれはまだまだ活動の始まり。学校内のペットボトル事情が少し見えたあと、次に私たちがやったことは地域のプラスチック事情の調査です。

ICU高校の近くには多くの生徒が利用する西武鉄道の新小金井駅があります。そこの小さな商店街でプラスチックに対する取り組みなどを取材しました。

お買い物マップ.png

魚屋、パン屋、肉屋、豆腐屋、和菓子店などに取材協力をしていただきました。

「経木(きょうぎ)」というプラスチックの代用品を使っているお店など工夫や取り組みが見られた中、プラスチックを減らそうと思ってもやはり「コスト」という問題に直面しているお店が多くあることを痛感しました。

さて、次の活動にうつろうとしていたその時。私たちは日常に潜んでいたあることに気が付きます。

食堂のテイクアウト容器です。私たちの高校で使われている容器はプラスチック製ですが、ただのプラスチック容器ではありません。「リリパック」というエコフレンドリーなものです。

リリパックとは、プラスチックの容器の上にさらにフィルムのようなものが貼られていて、そのフィルムをはがし、容器部分だけを回収します。回収した容器は、生産元の株式会社ヨコタ東北に送り返され、そこで溶かされ、再びきれいな容器になる、というリサイクルプロセスを通ります。

     
     リリパック回収に向けて作成したポスター
リリパック.bmp
     
今までICU高校ではずっとリリパックがテイクアウト容器として使われていたのにもかかわらず、回収されていない!というもったいない状況で、肝心なリリパックの効果を見落としていたのです。

「リリパックがあるなら、ちゃんと活用しようよ!」
ということで私たちは回収活動を実現するにあたっての事前調査をし、問題点とその対策を考え、企画書を書き、職員会議で発表しました。
     
     リリパックの現状(事前)調査
事前調査.bmp
     職員会議での企画発表    
FA.bmp
     
やっとリリパックを活用できる時がきた!
...と喜んでいる間もなく、まさかの新型コロナウイルスによってリリパックプロジェクトは中断されることになってしまいました、、。

でも私たちはコロナなんかに負けません。また事態が少しでもおさまれば、すぐにプロジェクトに再び向き合って必ず実現させます。現在受験を考えているみなさんがICU高校に入学する頃にはしっかりリリパックシステムを確立できているようにします。ここで宣言します!

そしてその他ICU高校をはじめとする私たちの身の回りのコミュニティーでプラスチックを削減できるための活動に努めていきたいと思っています。私たちが目指しているものは、一時的な変化をもたらすものではありません。持続的に、長期的な変化をもたらせるものです。今はコロナによって活動が制限されていますが、再開できる日までできることを模索しながら頑張り続けます。

SGLI2019.png

長くなってしまいましたが、楽しんで読んでいただけたならとてもうれしいです!受験を考えているみなさんのモチベーションに少しでもなったら、と思っています。

私たちの活動に興味をもっていただけたならぜひインスタの方をフォローしてみてください!
https://www.instagram.com/icuhs_plasticfree/

また、環境省の方のPlastics Smartというページに私たちの活動が掲載されているのでぜひそちらもご覧になってみてください!
http://plastics-smart.env.go.jp/case/?id=1399

次の<イベント編>は、コロナ期間で様々なプログラムが中止となってしまった中、何かできないかと思い、企画した校内イベントについてです。ぜひ読んでみてください!