紅葉が美しくなってきたICUのキャンパス...身近な自然ですが、敷地はあまりにも広く、森は先が見えないほど深く、じっくり探索したりする機会はなかなかありません。そこで、今回、ICUの森に迫る初級編として、キャンパス「グリーン」ツアーを開催しました。「そもそもなんでICUに森があるの?」「どんな植物がある?」「何かに使っているの?」「管理されているの?」...そんな疑問にこたえてくれるツアーガイドは、ICUの森と歴史にお詳しいICU理事富岡さんと、ICU大学図書館アーカイブズの松山さんです。お二人のお話しを聞きながら、高校敷地内からぐるっと大学キャンパスを回りました。
まずは、現在のICUキャンパスができる前はどのような土地だったのか戦前からの変遷を伺いました。ICUの森クイズもありました。キャンパスで一番多い木は?...(答えはサワラ)
そしていよいよ外へ出発。高校敷地内にある切り株からスタートです。
もともと農地だった高校敷地内に昔からある大木は、倒木の危険のため伐採されたものも。農家が使っていたというこの木の名前は?樹齢は?
大きくなると樹皮が剥がれ落ちてくるケヤキ。根元がコンクリートですでに窮屈そうです。
次は、高い樹木が多い直線の並木道へ。ICUができるはるか前からの屋敷森で、鎌倉街道の一部とのことでした。どんぐりがたくさん落ちています。
道すがら、上も見たり、色々な種類のどんぐりや実を拾ったり、葉や樹皮の触感を確かめたり、、、その一方で次々と樹木の特徴と名前、木にまつわる豆知識やエピソードが繰り広げられるのでかなり忙しいです!お話のメモを取った人、内容を教えてください。。。
ICU自慢の桜並木のあるマクリーン通り(通称滑走路)に来ました。ICU創設に尽力したマクリーン牧師が、平和を祈念して戦後寄付した桜が植えられています。樹齢も上がってきているため、若い桜の木を植えて代替わりもすすめられています。
ちょっとうっそうとした竹林。成長の早い竹を管理するのは大変そうです。
ヒマラヤスギやイチョウなど、大木も多いキャンパスです。
キャロライン・ケネディ元駐日米国大使が植樹した「友好の木」ハナミズキを観賞しつつ、さらにどんぐりを拾ったりしながら、ふだんはなかなか行けない泰山荘へ。国登録有形文化財の建築群と庭園です。静かな空気が漂っています。
食べるとおいしいらしいマテバシイのどんぐりも落ちている...。
現在建設中の大学校舎周辺にも、さまざまな樹木が植えられているところを見たり、日本初の「シャフルボード」のコートが森の中に残されているのを確認したりして、高校に戻りました。
1時間程度では全く足りなかったキャンパス「グリーン」ツアー。次回は森のさらに奥にも行ってみたいですね!富岡さん、松山さん、ありがとうございました!