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14年間テキサス州に住み、初めての日本。授業が始める前にひらがなを勉強して、これで大丈夫かと考えた私の大バカ。黒板にスラスラと書く先生、漢字・・見たこともない漢字がたくさん。なんだこの絵みたいな文字は。とりあえず黒板にある絵を一つずつノートにそのまま書き写す。どうしても読めないので友達に聞いてみると「崩し文字」というものがあるらしい。初めて知った。私は崩して書いた漢字をそのままノートに写していたのだ。なんだよ、今度は崩した漢字も勉強しないといけないのか。勉強することが倍になったことに気づいたときのショックは忘れられない。だが難しくて、なかなか黒板は読めないし、かけない。テストはボロボロ。問題文がわからない!!ということで点数は一桁があたりまえだった。日本の学校で初めて受け取る成績表は半分開き直っていた。だが開いてみると、Dだった。あれ? 先生たちからメモが入っている。読むと、大変だろうけど一緒に頑張ろう!と応援のメモばかり。 一つも「なんでもっと頑張らないの?」と書かれているものがなかった。 ホッとした~
たぶんそのメッセージがなければ私は次の学期でアメリカに帰っていただろう。
26期生 女性
スキー旅行など、旅行中に皆と夜話したり、部活の仲間と泊まりに行き話したりしているときに、いろんな考え方をきけたりして、自分のことも振り返れたりして、すごくほっとできていたことが印象深いです。なかなかそんな仲間に出会えることはないと思うので、今でもすごく大切な友人です。
18期生 女性
バンドをやっていた頃、自分以外のバンドメンバーに恋人ができてしまい、練習後に一人で帰路につかなければならなくなったことがあります。当時は大変寂しい思いをしましたが、それがきっかけで、それまで一緒に帰ったことがない友達と共に帰る機会が出来て仲良くなれました。その時のほっとした気持ちは今も忘れられません。
20期生 男性
公立の中学校で『外人』呼ばわれしていた私。ICUHSに入って初めて『仲間』が出来て嬉しかったのを覚えています。日本人だけど日本人っぽくないのが『変』ではなく、個性だと感じたのもこの頃。ICUHSに通ったおかげで自分の体験を自慢に思い、自信を持って生活できるようになりました。今でもICUHSの友達とはお付き合いがありますが、みんな『永遠の友』です♪小学生と中学生の娘を連れて再度アメリカに住んでいますが、海外生活が娘達にとっても『良い体験』『良い思い出』になることを願っています。
3期生 女性
ほっとしたのとは少し違いますが、国内の普通の小中学校を出て、海外に行ったこともなく一般生として入学した私は、入学当初は休み時間に英語で話しているクラスメートを見て「自分の悪口を言ってるんじゃないか・・・」と思ってしまうほどカルチャーショックを受けていました。ピアスをしていたり、先生に対等に口をきいたり私にとって「帰国生って不良・・・?」。でも、徐々に友だちになってみると、なんのことはない女の子たちが話していることはクラスの男の子のことだったり、ファッションのことだったり。「なーんだ、英語で話していても中身は日本の高校生が話していることと変わらないじゃん!」「英語でも、日本語と同じことが話せるんだ」と当ったり前のことですが、気づいたときには感動し、わくわくしました。結局、その感動がその後国際交流関係の仕事につく原点になったと思います。そういう意味ではICUHSに行ったことで人生が変わったといえると思います。
5期生 女性
私は一般生なので、日本的なところがあり、「みんなと一緒だと落ち着く」というところがあります。ICUHSに入ってから、人と違ってもいいんだ・・・と思えるようになりました。私はおとなしい性質なので、パワフルな帰国生にはついていけないとよく思ったけれど、そんな私に対しても差別することなく、理解を示してくれた友達皆に、感謝しています。みんなと一緒にワイワイ騒ぐことは苦手なので、学校生活は正直辛かったですが、この人の皆とは違う一面を知っている、と思うと、それで安心しました。日本人は、「ノリノリな中ではみんなノリノリじゃないとだめ」というところがある気がしますが、そうでない帰国生のキャパシティの広さに、「ああ、このままでいいんだ」とホッとしました。
23期生 女性