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1982.5.25 Letter to the Parents 10「ご父母の皆さまへ」 校長  大内 謙一

開校4年目になって、やっと校歌が作られました。去る3月16日の第2回卒業式の日に始めて歌われ、今年の入学式には、それが作られるまでの経緯を説明いたしました。また、この手紙の第9号,7頁に当時の父母の会書記、野見山道子さまによる作詞者、作曲者についてのご紹介がありますので、それをご覧いただくこととし、ここでは、その内容の概略を記すことにいたします。

 第1節の歌い出しは“私は心をこめて歌うことができる”と単数の一人称で始まっていて、この節では複数の人称は全く用いられていません。したがって、これは生徒一人一人についての歌であります。
“私の追い求める夢を、神より与えられる愛を、この夢と愛を通して人生の地平を開こう。ICUに讃えあれ。光と学びの道を歩むことを誓う。神は日々私を導く。狭い道を通るような苦しいときも、明日への希望をもって、今日、私はいかに生きるかを。ICU高校にほまれあれ。”
 第2節の歌い出しも“私は輝かしい新しい曙を見ることができる”と単数の一人称で始まっていますが,あとの方では複数の人祢が用いられています。したがって、この節は複数の人々のなかでの個人の心構えについて語りかけている歌であります。“私たちの手にある未来を、私たちが作る未来を、よりよき未来を。人種、信条の相異をこえて、すべての人々の精神を理解することを誓う。私たちの魂は神の前ではみな同じ。心を合せて、とこしえの平和のために努力し、平和の歌を歌う。ICU高校にほまれあれ”

 以上が校歌の内容のあらましであります。曲は校歌らしい荘重さのなかにさわやかさがあり、また、現代的感覚にあふれたメロデーで満たされています。この校歌は生徒たちによって歌い継がれることでありましょう。

I can sing with all my heart
Of all the dreams I can search for
Of all the love that is God sent
Of all horizons I will explore
Praise be to you
ICU
I will pledge to walk
The road of light and learning
With God in me to guide me every day
See me through the narrow
Send me on my way
For tomorrows that I long for
By how I live today

*Praise be to you
ICU
Honor to you
ICU High School

I can see a bright new dawn
A future which lies in our hands
A future we will shape and form
A future to make better for man
Praise be to you
ICU
I will pledge to strive
To work for understanding
No matter what the race or creed may be
The spirit of all men
Our souls be all the same
We can work for peace abiding
Unite our hearts to sing

*(Repeat)

 

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