2010123
ICUHSは30周年!by 国語科 K.Y.

ICUHS RETROSPECT 第22弾<30周年思い出とか・・・>

(その1)
就職した翌年だったと思います。有志で、教員劇を生徒たちに披露するということになりました。誰が決めたのか、演目は武田泰淳の『ひかりごけ』。カニバリスムが題材の重いテーマの作品ですが、僕は第一場後半で、現校長N先生扮する「船長」に食われてしまう役。それでも、けっこうセリフが多かった。

面白かったのは第二場終幕のクライマックス。裁判にかけられた船長が、人肉食をした者の背後には青白い蛍光色の光が浮かび上がるという話をし、裁判官、検事、弁護人にこう訴えかける。「どうです、みなさん見えるでしょう。人肉食をしてない皆さんには確かに見えるはずです。」

原作では、観客には見えるその青白い光が船長だけでなく、裁判官、検事、弁護人の背後にも光るという結末でした。その原作のままに、船長、裁判官などの背後に光が浮かび上がる仕掛けを僕らは用意していたのですが、なんと本番ではそれが光らないというハプニング。観客にも青白い光が見えないという、洒落たエンディングになったのです。深いね。

(その2)
結婚して、高校近くのアパートで新婚生活を始めた頃の話。学校から五分もかからない距離だったので、生徒とバイブルを読む会を自宅でもちました。少人数で始まった会でしたが、聖書を出発点にみんなが日々の思いを語り合う場となり、聖書に興味ないと公言する子も参加して、多い時は狭い家がいっぱいになったことも。

そのうちに生徒たちは僕よりも僕の奥さんに心を開いたりして、いろいろと話し込んだりしていました。どっちが先生だ。教師は俺だぞー、俺はここにいるぞーって感じ。で、僕は少しめげぎみ。でも、あれはあれで素敵な新婚生活だったと懐かしく思い出します。

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