たてもの園夕涼み会でのランタン展示
小金井公園の中にある、江戸東京たてもの園。
たてもの園は、江戸・東京の歴史的な建物を移築保存し展示する野外博物館です。
また、スタジオジブリが『千と千尋の神隠し』(2001年)の制作にあたり"大いに参考にした場所"として公式に発表しているスポットとしても有名です。
そんな、江戸東京たてもの園で8月3日(土)、4日(日)「夜間特別開園 たてもの園 下町夕涼み」が開催されました。提灯のあかりに満ちた、特別な夜間開園。
このイベントに、ICU高校2年生の美術作品「切り絵のランタン」を展示いたしました。
たてもの園のエントランスから入ってすぐの「山手通り」に全16点、色とりどりのランタンでイベントを楽しく盛り上げました。
今回の切り絵のテーマは「世界のたてもの」。生徒のみなさんが今まで在留した国、地域、旅先などで印象に残っている建造物を題材に制作した作品です。夕方5時から点灯。猛暑ですが、お客さんが続々と。
盆踊り、寄席、子ども神輿、縁日・・・園内は昔懐かしい日本の風景と夏祭りで大盛り上がり。普段は無人の店舗もこの日は開店して当時の賑わいが再現されます。千と千尋の窯爺の引き出しがある文具店ではレトロな文房具、お花屋さんでは生花の髪飾り、吊りしのぶや風鈴、江戸切子・・・ビー玉が涼し気なラムネも買えます。
日が落ちて薄暗くなると、たてもの園の雰囲気も、ぐっとエモく(使い方、合ってる?)なってきます。
切り絵のランタンも、老若男女、たくさんのお客様に楽しんでいただけました。
「あ、見て見て~!武蔵野プレイスだって!」「知ってる、知ってる~」
「じゃ、こっちはどこ?」「え?!アラブ首長国連邦だって?!」
「え?じゃ、これは?」「フランスだ!」
「じゃ、これは?これは?」と、みなさん、あっという間に、ICU高校の世界へ。
親子で、お友達と、カップルで、スマホや一眼レフで写真をパシャパシャ。映えるスポットになっていました。夕暮れ時や月が出てから、時間帯を変えて、様々なアングルから写真を撮ってSNSに上げている方も多くいらっしゃいました。
猛暑の2日間、でも、たてもの園の中の暑さは心地よく感じられました。2日間で1万人ほどのお客様が来園されたそうです。
お祭りは終わりましたが、通常営業のたてもの園も素敵な場所です。
暑い季節は、農家の庭先に梅干しが干してあったり、夏の建具に替わった建造物や、音で涼を感じる軒先の風鈴、夏を涼しく過ごす工夫を体験できます。
季節それぞれにお楽しみがある「江戸東京たてもの園」へ、是非、遊びに行ってみてください。