修学旅行3日目〜沖縄の多様性に触れる〜
3日目〜沖縄の多様性に触れる〜
三日目は、コース別学習であった。
様々なコースがあり、事前に決める事ができる。
以下がその一覧だ。
1)珊瑚植樹コース
2)基地問題コース
3)ナップ島コース
4)ニライカナイ~さとうきびコース~
5)リバートレッキングコース
6)伊江島コース
7)マングローブとカヌーコース
8)おじいとおばあとスローライフコース
少し紹介します。
<基地問題コース>
米軍基地コースは朝8時30分ごろの出発でした。
まず最初に、沖縄タイムスの記者の粟国さんとお会いしました。
粟国さんはM先生と中学時代のクラスメートです。
そんな粟国さんに、沖縄国際大学 ヘリ墜落事件についての解説を受けました。
これは、米軍のヘリコプターが夏休み中の大学に墜落し、
その後飛行機がそこから搬出されるまで米軍の関係者が周辺一帯を封鎖し、
日本の大学関係者や警察官は立ち入ることもできなかった(日米地位協定のため)、
そんな事件です。
僕はその事件を聞いて、まるで明治時代始めの不平等条約を結ばれた日本のような、そんな印象を受けました。
その後、二つの基地、普天間基地と嘉手納基地を見学しました。
普天間基地は「世界一危険な基地」と言われています。
それは、この飛行場は民家や学校がある地帯のど真ん中に立てられているからです。
見ていると、どことなくシュールな印象がします。
もちろん「シュールだ」といって片づける問題でもないのですが、
そうしたくなってしまうような、その位の意味不明さがそこにはありました。
もうひとつは嘉手納基地です。
この基地は3700mの滑走路を二本も持っている、日本でも有数の飛行場です。
(ちなみに成田空港は4,000mと2,500mの2本です。)
米軍の発着陸訓練が何回も行われていました。
そして辺野古の海岸に移り、貝殻を拾いました。
この辺野古の海岸はアメリカ海兵隊の訓練施設があり、
そうして普天間基地の移設案が浮上している場所の一つでもあります。
ここは海が綺麗な場所で、アメリカ海兵隊の宣伝にはこの場所からの光景が使われているそうです。
そうして、拾った貝殻をネックレスにしました。
僕は大量に拾ってしまい、ネックレスにするにはやや大変でした。
Akihiro I.
<~さとうきびコース~>
さとうきび畑に到着したら2メートルを越す背の高いものや、
まだ成長していない小さなものまで見渡す限り一面のさとうきびが広がります。
ガイドさんの指示にしたがってさとうきびを刈り終えたら、搾取機でジュースをしぼり、黒糖を作ります!
実は黒糖を作るとき、さとうきびのジュースに少しづつ石灰を入れてあのドロドロ感を作っているのです。
1人づつ黒糖ができるまで交代でさとうきびの絞り汁を煮ていきます。
昼食では地元のおばさん達が腕を振るって作ってくれた沖縄料理、豚の丸焼きも登場します!
食べ終えたら~三線コース~の人たちの心地よい沖縄の伝統的な歌の演奏を琉球舞踊を躍りながら聞いて、
最後は海で少し散歩もできます。
このコースでは食や音楽だけではなく、沖縄の様々な文化に触れることができます。
もう一度沖縄に行きたい!と思わせてくれる素晴しい体験ができました!
Takumi K.
<マングローブとカヌーコース>
私は3日目のマングローブ・カヌーコースを選びました。
思ったより川が広く、広々と楽しむことができました。
カヌーは2人乗りだったため好きな友達と乗れたのはよかったです。
周りの子と競争したり、池に飛び込む子もいました。←ほんとはいけないらしく注意されてました。。。
そんな自由な感じでカヌーはあっという間に終わってしまいました。
マングローブはガイドさんが色々リードしてくれながらさまざまな植物に触れることができました。
見た目によらず危険な植物が多くあり、こんな自然にあって大丈夫なのかなと少し疑問に想いましたが、
とても良い経験になりました。
最後にバーベキューをし、昼はお腹いっぱいになるくらい食べることができました。
沖縄修学旅行の中でも一番はしゃいで日になったと思います。
Hiro T.