アルピニスト野口健さんがICUHSに!!
11/18月曜日、アルピニストの野口健さんがICUHSにいらっしゃいました。
3年生の課題探究講座の企画「会いたいプロジェクト」で、
今年度は野口健さんをお招きしました。
野口さんはアルピニストになるという未来を、高校生の頃は、どのように描いていたのだろう。
もし、この話を「今」高校生である僕らが聞けたなら、自分たちの抱えている未来への不安や悩みを解消出来るのかもしれない。
そんな思いから、講演のお願いをさせて頂きました。
僕たちの思いを快く受け取ってくださった野口さん。
第一部の講演と第二部の対談という二部形式での講演会が実現しました。
放課後に開催された講演会は、満員!
野口健さんはエベレスト最年少踏破に代表される登山活動家ですが、それだけではなく、清掃登山、遺骨回収など、幅広い形で社会貢献をされています。
まずは野口さんの登山の様子を収めたビデオをみんなで見ました。梯子でクレバスを渡るシーンでは、恐怖から悲鳴の声が漏れました。ビデオが終わると野口さんが登場、講演会のスタートです。
野口さんの幼少期から当時最年少でエベレストを登頂するにいたるまでのお話をしていただきました。
登山中の厳しいお話だけでなく、間に混ぜるユーモアあふれる冗談に会場は笑いで包まれました。みんなは野口さんのお話に引き込まれ、時間はあっという間に過ぎていきました。
第二部は僕たち生徒との対談です。
高校生の「今」だからこそ聞けることを素直に野口さんにぶつけてみました。
野口さんの目は鋭く、対談の間は緊張しっぱなしでした。会場からも多数の質問が出て、盛り上がってきたところでしたが、ここで終了。
退場の際に握手させていただきましたが、その手は登山家のパワーが伝わってくる力強いものでした。
企画メンバーである僕にとって一番印象に残ったのは、自分の役割と仕事は必ずしも一致しないということでした。
自分の役割って何でしょうか。僕自身はまだ自分の社会的な役割を見いだせずにいますが、焦らず、のんびり探したいと思います。
野口さんのように自分の役割を将来認識できるようになれれば幸せです。
野口さん、この度はお忙しい中、貴重なお話を本当にありがとうございました。