生徒のインタビュー その2
生徒のインタビュー その2
2人目は、KAZUNEです。
明るくはきはきと答えてくれました。
本校でいうところのいわゆる「隠れ帰国生」です。
生徒のインタビュー その2
2人目は、KAZUNEです。
明るくはきはきと答えてくれました。
本校でいうところのいわゆる「隠れ帰国生」です。
2023年度入学者向けの学校案内にはいろいろな仕掛けがあります。
2023年度入試向けの学校案内
一つは、生徒のインタビュー動画がQRコードになっており、学校案内からジャンプできるようになっています。
せっかくなので、9本全部をこちらでもご覧いただけるようにしました。
その1は、KAZUKIです。
とってもシャイなKAZUKIでしたが、なかなかどうして堂々と答えてくれました。本当にありがとう。
農業や環境問題について体験し学ぶ、NO 農 NO LIFE(略して農LIFE)、野川公園ボランティアに続き、ICU高校周辺の身近な農業についても活動中です。
この日は、ブルーベリー農園でのつみとりを体験し、さらに近隣の農家の方から都市農業についてのお話を伺いました。
まず向かったのは、ICU高校から徒歩圏内にある、吉野果樹園さんです。三鷹市や武蔵野市など、ICUの周辺地域ではブルーベリーの栽培がさかんですが、吉野果樹園さんでは、7月8月の最盛期に自分の手でブルーベリーをつみとり、収穫した分を購入することができます。
30名近い生徒たちと、まずは吉野さんから東京でのブルーベリー栽培や、つみとりのコツなどについてのお話を聞きました。
オーストラリアや北米で特に栽培がさかんなブルーベリー。海外に住んでいた時にはブルーベリーがもっと身近で大好きだったのに、日本では食べる機会が減っていたという生徒もいました。ブルーベリーは数多くの品種があり、吉野果樹園さんでも70種近く栽培されているそう。無農薬で丁寧にお世話されたブルーベリーたちがたくさん実っています。
ブルーベリーの姿を愛でながら、自分でつみとる楽しさ!!
暑さと時間を忘れて収穫しました。
採れたてブルーベリーを抱えて高校に戻ったのち、午後はJA東京むさしの吉野崇弘さんに「三鷹の都市農業」についてレクチャーしていただきました。
そもそも三鷹で農業って...?と思いがちですが、野菜に果物、花卉、植木、鶏卵など季節ごとに多種多様な農畜産物が、住宅街の中にある農地で生産されているとのこと。吉野さんも、キウイフルーツや鶏卵、さまざまな種類の野菜を生産されています。
そうした都市部にある農地の役割、都市農業の特徴や利点、課題についても学ぶことができ、近隣の環境や農地、農業や農家の方々の存在がいっそう身近に感じられました。
採れたての農産物を売る無人庭先販売所や直売所も多くあり、地産地消が実現されていると聞いて、驚いた人も多かったのでは。
(お近くの方、庭先販売所をぜひ利用してみてくださいね!JA東京むさしのウェブサイト)。
↑吉野さんが持ってきてくださったポスター。
吉野果樹園のみなさん、吉野さん、お忙しい中、ありがとうございました!
農業や環境問題について体験し学ぶ、NO 農 NO LIFE(略して農LIFE)、活動中です。
ICUのすぐ裏、かつてはICUの一部でもあったという野川公園。ICUHS生にも身近な存在です。調布、小金井、三鷹の3つの市にまたがる広大な都立公園で、四季を通じて人々の憩いの場になっていますが、、、、外来植物が入り込み、本来の生態系に影響を与えているとのこと。そこで、およそ30名の生徒たちが「外来植物バスターズ」として外来植物の駆除をお手伝いしてきました。
今回は特に、ワルナスビといういかにも悪そうな名前の植物がターゲットです。
事前説明会では、野川公園を管理されているパークレンジャーの方たちに、野川公園の概要や環境、どんな外来植物が問題になっているかなどをレクチャーしていただき、イメージをつかみました。
長袖長ズボン、長靴に、帽子に、虫よけ、暑さ対策、熱中症対策、コロナ対策、、、必要なものをそろえて、いよいよ当日!雨も降らず猛暑にもならず、バスターズ日和です。
ワルナスビが生い茂るエリアに移動して、ワルナスビの特徴、駆除の仕方、注意点などをレンジャーの方から聞きます。
輸入された家畜飼料にまぎれて持ち込まれ、今では世界中に広がっているというワルナスビ。可憐な花が咲いていますが、よく見ると茎にはするどいトゲがいっぱいで素手で触ると危険です。さらにはナスに似た実が有毒で食べると動物や人間にも被害が。根も長く深く、刈り取っても根が残っていたらどんどん増えるそう。コロナ禍で公園内のボランティア活動が制限されていたせいで、一度は効果的に駆除できたエリアでも再び繁茂してしまったとのことでした。
シャベルとラバー軍手を準備して、出陣!
他の雑草も生えていて土が固く、根を切らないように深く掘るのは思ったよりも難しい作業です。が、どんどん掘って抜いていきます。
取れた~!(シャベルも壊れた...)
チーム、ペアで協力しながら取り組むのが楽しく駆除するコツのようです。
遊具のこんな近くにも!小さな子どもが半ズボンでワルナスビの藪に入ったら大変です。時間も限られているので、このエリアに集中することにしました。
思ったよりもだいぶ大変だった引き抜き作業。すべてのワルナスビを駆除するにはまだまだ相当な労力が必要そうです。ふご袋に集めたワルナスビをバックヤードに運んで終了です。
今回のボランティアに参加した理由は人それぞれでしたが、少しでも身近な環境の保全、野川公園の管理のお役に立てたならうれしいです。バスターズ、必ずまた野川公園に戻ります!!
こんにちは、みっしゅです。
ICU高校ではこの夏、2泊3日の京都スタディツアーが開催されました。
このスタディツアーは、京都の歴史や文化、自然遺産に触れ、現地の人の語りを通して、それらについての理解を深めることを目的としています。
スタディツアーでは、源氏物語に関連する場所、神社や京都御所などの歴史ある場所を巡ったり、保津川遊船川下りなど自然に触れるアクティビティーもありました。
街を自由に散策する時間もあり、宇治川を見ながらのお食事など、京都を存分に堪能できる2泊3日でした。
ここからは、私がこのスタディツアーを通して学んだことを書きたいと思います。
初日は宇治川や宇治上神社、源氏物語ミュージアムなどと、源氏物語に関連する場所を主に巡りました。
そこでは古典を1人ではなく、誰かと一緒に学ぶ楽しさを知りました。
古典文学の解釈には絶対的な答えはなく、1000年経った今でも分からない事も多くあります。
私はそこに古典の魅力を感じています。
自分が古典をどう読んだのか、それを相手と共有することで、自分では考え出せなかった捉え方というのを知ることができます。
一緒に新たな解釈を作り出すのも楽しさの1つだと思います。
京都から帰っても古典を勉強し続けたいと思い、私は今、友人と伊勢物語を読む会を計画しています!
千年以上も前の人が感じたことを同じように感じたり、逆に納得できない部分があったりと時代を超えて話すことができるのが古典の面白さではないかと思います。
スタディツアー初日に訪れた平等院鳳凰堂、想像よりも遥かに赤が鮮やかに映えていて、建物の造りにも圧倒されました。
1000年という時を超えて、私達を魅了し続ける平等院鳳凰堂。
私は、時代をこえて、当時の人と同じ感情を共有できたことに熱くなりました。
3日目は、晴れていて暑かったのですが、竹林に入ると不思議と暑さが無くなり涼しさを感じました。
川下りでは、山の間を進んでいくため、見上げてもなお広がる自然に心が奪われました。
自然に囲まれた神社も美しかったです。
この川下りなど、私達が京都で触れた自然には全て長く受け継がれてきた歴史があります。
やはりテキストや本で学ぶのと実際にその場所に行って学ぶのとでは理解のしやすさや学びの深さが違うのだと実感しました。
しかし何よりも、色々な人と話すことから学ぶことが本当に多かったです。ICU生のように多様な場所に住んでいた経験のある人達と考えを共有できたことは貴重な体験だったと思います。
人と関わることの楽しさも知ることの出来るスタディツアーでした。
また、自由に散策できる時間が多くあり、どのようにして時間を使うか自分達で計画する力がついたり、反対に偶然の出会いがあったりというのも今回もスタディーツアーの魅力だったなと思います。
本当に2泊3日だったとは到底思えないほど、沢山の学びがあり、ここには全てを書ききれません!
夜、ぼんやりと提灯が灯る京都を浴衣姿で歩いたり、美味しいお食事も食べることができて、笑いの絶えない3日間でした。
最後に、スタディツアー中に私が作った短歌を載せたいと思います。
「御池庭 かつて栄えた あの舞台
うつる歴史を 渡り歩けば。」