2022年3月 一覧

2022323
by J.B.C

雪の卒業式 42期生、旅立ち!

前日までの小春日和が一転。
雨?みぞれ?雪でしょ~!?っと、ツッコミたくなるほどよく降った
White Graduation Dayとなりました。IMG_0016.jpg


ICUHSの制服を着てみんなでチャペルに集まるのもこれが最後。
3年前、緊張の中で初登校したあの日があまりにも懐かしく、
そして遠くに感じられます。

まだ、「新型コロナ」という言葉と無縁だった日々のこと、
突然の緊急事態宣言、オンライン授業、そして創意工夫の中で実現したThe Fes Day・・
3年間の思い出が走馬灯のように頭を過(よぎ)ります。
IMG_8977.jpg卒業生全員の名前が担任の先生から呼ばれ、一人一人が起立します。
マスク越しにもその凛々しさを感じます。IMG_9089.jpg
卒業生全員を代表して、校長から卒業証書が手渡して授与されました。
IMG_9208.jpg長く続いた拍手に、みんなの想いが込められていました。
在校生から卒業生に贈られたエールは力強く、憧れと敬意にあふれていました。IMG_9380.jpgそして卒業生の代表が、この3年間の自身の歩みを、
多くの感謝を添えて話してくれました。IMG_9531.jpg

式が終わると、各HRに戻って、担任の先生から一人一人卒業証書を受け取りました。IMG_0125.jpgIMG_0204.jpgそして、HRは最後の思い出作りの場へ!みんな、メッチャまぶしく映えています!!
IMG_0512.jpgIMG_0560.jpgもちろん、担任の先生とも!IMG_0563.jpg初担任の初々しさも、3年を経て、もはや貫禄に。IMG_0612.jpg
卒業アルバムにはお互いにメッセージやイラストを書き合って、世界に1つだけの宝物に。IMG_8632.jpg
4月からまた同じ環境で学ぶ友人もいれば、国境を越えて別れる友人もいます。
でも、すべての卒業生にとってのホームは、ここ。IMG_0633.jpgいつでも扉は開かれていますから!!IMG_0682.jpg全ての卒業生の活躍を心から応援しています!

父母の会のみなさまには、卒業式の準備のために多大なご協力をいただきました。
この場をお借りして、心より感謝申しあげます。

2022320
by CHEM. YS

42期生 ラストチャンスの修学旅行~続編 (2,3日目)

無事に沖縄に辿り着き、バタバタとあわただしい平和学習→琉球舞踊やエイサーを鑑賞しながらの夕食 といった1日目に続いて、2日目はコース別学習を中心とする1日。

夜中の雷雨からスタートした2日目、朝食時に降っていた雨も出発時にはほぼ止んで、9:00を過ぎることには空も明るくなってきました。
しかし、強風・増水などの影響で、半分くらいのプログラムで変更を余儀なくされることに・・・

それでは、レポートしていきます。


<2日目>
写真は、朝食の様子です。

IMG_0880.JPGIMG_0872.JPG

先発の「美ら海めぐりコース」「海洋生物観察コース」は、7:40・7:50出発です。朝食は6:20から。しかし、80名近い生徒たちは、時間通りにやってきました。

「カヌーとマングローブ」「リバートレッキング」の2つのコースは6:40から。
「シュノーケリングとエコツアー」は7:00から
最後にホテルでレクチャーをしてから出発の「基地問題を考えるコース」「世界遺産めぐりコース」は一番最後の7:20から

各回70~80名程度(最後は20名)に分けることにより、感染対策もしっかり行えています。皆、大騒ぎをせず、多少のおしゃべりはあっても黙々と食べています。食べ終わって、マスクをしてからしゃべるという習慣もほぼてきています。

ここからコース別の紹介をしていきます

①カヌーとマングローブコース
荒天の影響で実施が危ぶまれましたが、引率のYK先生と添乗員さんがプログラムの実施順を変更し、うまく実施にこぎつけました。

マングローブ.png

写真はマングローブ林を歩いている様子です。ヒルギを見ながら様々な生き物の観察。直前学習で見た、ミナミアシハラガニは見ることができたのでしょうか??サンゴを集めてのクラフトで、お土産もできました。
※カヌーの写真がなく、申し訳ありません

②シュノーケリングとエコツアー ~ ヨウ島(ナップ島)コース
前日からの雷雨と強風により、ヨウ島へ渡ることができず、シュノーケリングを断念せざるを得ませんでした。
午前中はサンゴの風鈴とシーサー絵付けのプログラム、ホテルでのバーベキューランチの後、ドラゴンボートと遊泳。
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帰り道、名勝 万座毛に立ち寄りました。
IMG_0920.JPG


③リバートレッキング
こちらも増水の影響で、リバートレッキングはできませんでした。里歩きしながらの沖縄の建物や植物の観察、軽石でできた海岸での生物観察をしてすごしました。全く違った内容になってしまいましたが、生徒達は、楽しそうにしていました。

IMG20220318104933.jpg


海のきれいな古宇利島でお昼ご飯。
古宇利.png

最後にブセナ海中公園
ブセナ海中公園.png

ご覧の通りの強風で、グラスボートは中止。海中展望塔のみの入場になりました。
(海中展望塔の様子は、この下の「美ら海めぐりコース」でご覧ください)


⑤基地問題を考えるコース
沖縄タイムス北部報道部の粟国雄一郎さんによる「基地問題」についての学習。
ホテルでのレクチャーの後に、緑が丘保育園に伺い、園長先生から
「普天間飛行場のヘリ部品落下を中心とした基地問題について」のお話を頂きました。
その後、大浦湾方面へ移動。お昼に沖縄そばを頂き、大浦湾の自然環境保全の話や、辺野古の反対運動についての話を、地元の方から伺いました。
辺野古の座り込み運動は、今なお続き、現場を見ることで生徒たちも、いろいろなことを考えたことと思われます。
※このコースは、写真がありません。申し訳ありません。

⑥世界遺産めぐりコース
講師に歴史研究家の上里隆史さん(浦添図書館長)をお迎えし、琉球の時代の世界遺産を訪問するコースです。

ホテルでレクチャーの後、座喜味城跡を訪問し、昼食。その後、勝連城址を訪問。海中道路で少し遊んだ後、最後に中城城跡。
「IMAG5220.jpg」のコピー.jpg

⑦美ら海めぐりコース
⑧海洋生物観察コース
この二つのコースは、最初に沖縄北部、海洋博記念公園にある「美ら海水族館」を訪問。
巨大な水槽にいるジンベイザメやマンタをはじめ、いろいろな生物たちを観察。

水族館2.png
水族館.png


美ら海水族館は、その名の通り、水族館から美しい海が見えました。

昼食後、⑦美ら海めぐりコースは、世界遺産である今帰仁城跡へ。14世紀の城を見学しつつ、城跡の一番上から見る海は、とてもきれいです。
今帰仁.png

その次にブセナ海中公園。部瀬名岬にあるこの公園、2000年の九州・沖縄サミットの首脳会談が行われた地でもあります。ここでは海中展望塔で、海の中を観察。グラスボートは強風のため欠航となり、少し早めに出発して道の駅許田へ。
(強風の様子は、同様に午後に訪問したリバートレッキングのところにある写真をご覧ください)

ブセナ.png

一方で海洋生物観察コースは「イルカ体験」と「紅型体験」を実施。
残念ながら、コーラルビュークルージングは中止となり、キャンドル又はサンゴの風鈴づくりとなりました。

いるか.png
binngata .png


それぞれのコースから帰ってきて夕食。
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円卓形式で、食事を取り分けます。(とる時には必ず手袋!)

夕食後、最後の夜ということで、nanaironoteさんによるコンサート
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ギタリストのHOMAREさんが、いろいろな出演者とコラボしながら演奏をしているこのグループ、昨年の修学旅行での出演がきっかけで、再び出演をお願いしました。上記の通り、昨年とメンバーが変わり、また違ったテイストになりました。

曲目は沖縄のアーティストにちなんだ曲「未来へ」「涙そうそう」「島人の宝」、或いは鬼滅の刃で流行った「紅蓮華」などなど。アラジンの曲を、沖縄方言Ver.というのも、沖縄の芸能鑑賞です。聞いていて、歌詞がわからない(笑)というのも、また面白いところです。最後は「ヒヤミカチ節」でにぎやかに終演しました。

このような形で2日目は終わりました。


<3日目>
最後の夜を楽しんだのでしょうか。皆、疲れがたまっていたり、やや眠そうな雰囲気です。
各クラスごとに、自宅へ送る大きな荷物を準備し、発送。朝食と合わせて、クラスごとに交代で行っていきます。
IMG_1840.jpg
朝食を取った人は名簿にチェック・・・あれ?チェックが付いていない生徒が・・・
部屋に急行し、「ピンポーン♪」「ピンポーン♪」と部屋のチャイムを鳴らすと・・・
寝ぼけ眼で・・・「朝食の時間とっくに過ぎているよ~!!」(あちゃ・・・)

生徒たちは、ホテルを出て、首里城へ向かいます。ホテルから登り道で・・・
多くの生徒がコロナ感染予防で外出を控えていたせいか、「体力が・・・」という生徒も・・・
首里城への道.png
首里城.png
首里城は2年半前の火災で焼けてしまい、現在は復旧中。

見るものがあるのか、どうなのか、先生方も考えました。その結果、今回は班別研修にしました。
近年実施したことがなかったこの自主研修プログラム、生徒たちが時間通り来られるか先生方は心配でした・・・その心配裏腹に、生徒たちはきちんと時間通りに、昼食・空港集合を達成しました(すばらしい!!)

昼食のサムズレストラン
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ライブ調理で、パフォーマンスも!

自主研修では首里城を訪問した後、
国際通りを散策。国際通り以外にも、波の上ビーチ、波の上宮、福州園、牧志公設市場、識名園、沖縄県立博物館・美術館、久米孔子廟跡、首里城石畳道・・・移動手段もゆいれーるだけではなく、バスを使う生徒、レンタサイクルを使う生徒・・・本当に様々でした。

飛行機の座席確保の関係で、Bセット、Aセットに分かれて、2便で帰京。
空港到着も、ほぼ時間通り・・・42期生、本当にやる時はやる・・・しっかりやってくれる、本当に素晴らしい学年です。
2月以降、直前学習を急遽Googleフォームを用いて実施しました。
確認事項を含め、コース別でも下調べを。そして、感染対策に関する直前学習・・・しかし、だれ一人欠けることなく
3回の直前学習を完全に終わらせました。検温健康チェックのGoogleフォームも、2/25から17日間、修学旅行参加の生徒は1日も欠けることなくコンプリートしました。本当によく頑張りました。

羽田空港に帰着し、修学旅行は無事終了しました。
修学旅行の終わりとともに、そんな素晴らしい生徒たちとの学校生活も、もうおしまいが見えてきました。
次の3日後の卒業式・・・コロナで一番充実する2年生に十分な活動ができず、3年時の修学旅行が延期となり、受験でも大変な思いをしたかもしれない高校生活でしたが、最後は感動の卒業式で締めくくれたらと思います。

生徒の皆さん本当によく頑張りました。先生方もありがとうございました。
そして、修学旅行までの間、感染対策に理解を下さり、出発まで準備を支援してくださった保護者の皆様。
(旅行会社や現地の施設の方々も・・・)

修学旅行が無事に実施できたこと、心より感謝申し上げます
本当にありがとうございました。

2022318
by CHEM. YS

42期生 ラストチャンスの修学旅行 (1日目)

3月になり、卒業式を目の前にしたこの時期ですが、
3年生(42期生)は、沖縄に2泊3日の修学旅行に行っております。

コロナ感染症で、延期をした修学旅行。
この3月の実施が、ラストチャンスです。
ようやく、沖縄に行くことができました。


本校は、3年生の4月に沖縄へ修学旅行へ行っておりますが、
昨年度、今年度と変更を余儀なくされ3年生の3月の卒業直前に実施することになりました。
2020年の春にコロナ感染が広がり、3月が休校になったところから、学校生活に様々な影響が出ていますが、この修学旅行もその影響を受けてしまい、変更変更の連続でした。
まず、日数の短縮。私たちの学年は6月に実施をする予定でおりましたが、2021年のコロナ感染第4波の状況を見て、延期を決定しました。夏の第5波が収まり、実施するのは問題ないだろうと思われたその矢先、
正月明けの第6波がやってきて・・・実施か否か、学年会教員や保健室、行政部教員(校長・教頭)を中心に、3月頭まで、ギリギリのところまで様子を見る状況となりました。感染拡大は止まったものの、高止まりで改善の兆しが見られない・・・そんな中、決断の時は来てしまいました。
食事のとり方の改善、部屋割りの変更など、より一層の感染対策を実施をし、挙行を決定しました。その背景には、生徒たちが修学旅行に行きたい、感染対策をしっかり頑張ると、意思表示をしてくれたところもあります。
直前学習ということで、Googleフォームを使っての感染症対策の取り組みについて、一人一人が、何をすべきか、考える取り組みをしました。参加予定の230人余りの生徒が、1名も欠けず取り組み、自ら感染予防の
意識を高く持ち、実行をしていくと意思表示をしてくれました。
また、参加者は実施までの20日間、体調・検温調査フォームを1日も欠けることなく全員が完璧に回答を完了をしました。
やれるだけのことはやった。あとは感染予防に最善を尽くし、楽しく、そして現地でしか学べないことを得てくるのみと、そのような形になりました。

昨日3/17、羽田を出発し沖縄へ向かいました。本日は初日のレポートをします。担当は3年修学旅行係のCHEM.YSです。

前日夜中の地震の影響も心配されましたが、基本的に生徒たちは遅刻することなく、生徒集合時刻の20分前に設定されていた教員集合時刻よりも早くについていた生徒も・・・
だんだん暖かくなりつつある東京を離れ、沖縄へ到着すると第一印象は「暑い・・・」だったと思います。東京も、暖かかったので、それほどには感じていなかったかもしれません。

初日は平和学習。
沖縄平和ネットワークのガイドさんのお話を聞きながら、平和祈念公園(平和の礎)・ひめゆりの塔/資料館・壕・高台とまわるコースで、沖縄戦の歴史や、戦争の悲惨さ、そして今にも続く基地問題について、本物を見て、そして考えるという学習です。

写真は、平和祈念公園の平和の礎です。戦争で亡くなられた方の一人一人のお名前が刻まれている石碑の前を歩き、お話を聞きました。
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次はひめゆりの塔・資料館です。戦時中、学徒という形で、女子の高校生が動員され、多くの方が犠牲になったお話を聞きました。
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その次は、壕。沖縄は石灰岩質の島で、鍾乳洞も多くみられる話から始まり、
この洞穴に戦争の際に難を逃れ生活をしていたお話、米軍の攻撃の話などを伺いました。壕(轟壕・山城本部壕)には、実際に入壕して暗闇の体験もしました。
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最後に高台。普天間基地が見える嘉数の高台公園、或いは前田高地(浦添城址)へ行き、基地を見ながらお話を伺いました。沖縄戦の地上戦の話、基地があることで住民に危険が及ぶ話、基地内にある地域住民のお墓に行くのさえ許可がいるはなしなどを伺いました。

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例年、3泊4日の2日目を朝から夕方まで使っての内容ですが、今回は昼食のお弁当も含め、5時間強で実施(平和祈念公園資料館をカット)。やや各所の時間が短いのと、詰め込み感はありましたが、実物を見てお話を聞き、学びを深めたと思います。

移動をして、夕飯となりました。
初日は沖縄にちなんだ食事です。

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ゴーヤーチャンプルー、沖縄そば、もずく どれもおいしかったです。

食事が始まって少しすると琉球舞踊・三線演奏・エイサーのショーが始まりました。
食べながらも、見入るように見ていました(黙食の実行にも効果がありました)

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食事が終わって、最後はクラスごとの記念写真の撮影。
今回の修学旅行は感染予防の観点から、1クラスを2台のバスに分乗。平和学習も1クラスを2グループに分けての実施でした。2日目はコース別学習、最終日は班別研修になるため、クラス写真を撮るチャンスが、ここしかありません。

そしてホテルに到着し、1日目は無事終了しました。
朝早い集合、慣れない飛行機での移動などもあり、皆疲れていたと思います。
体調が芳しくない生徒も少々おりましたが、感染不安のある中で、このような形であってもできてよかったです。

現在、2日目。私は「シュノーケリング」のコースに出ております。
夜中に強い雷雨がありました。明け方には、雷光も見えるくらいでした。
朝食時も雨、でも出発時刻くらいになると雨も上がり、9:30過ぎは晴になりました。残念ながら 海の状況がよくなく、シュノーケリングコースは代替プログラムとなってしまいました。

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(上記写真はホテルムーンビーチからの景色です)

写真はサンゴの風鈴とシーサー絵付け体験です。
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午後は、海の方のプログラムが予定されているようです。楽しみです。
あと2日、元気に楽しく過ごし、多くの学びを得られればと思います。

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