疑似喪失体験プログラム
先週、全学年の希望者を対象に「疑似喪失体験プログラム」を開催いたしました。
講師の"命のかたりべ"高橋匡美さん。
東日本大震災でのご経験を、私たちに共有してくださいました。
このプログラムでは、「喪失」を自分ごととして体験するために、参加者は12枚のカードを使います。
1枚1枚に、自分にとっての大切なもの、大切な人、大切な場所などを記しています。
その"たいせつなもの"を記したカードを、お話に合わせて1枚1枚破いていきます...
最後の方は、明らかに紙を破るスピードが遅くなり、涙をすする音が聞こえてきました。
髙橋さんからのラストメッセージ。
人間が「忘れる」生き物であるということを思い知らされます。
人生における「喪失」を問う。
そのような機会に、自ら希望して参加してくれた生徒たち。
そして、その機会を全力でつくってくださった講師の方々。
豊かな経験をもたらしてくださってありがとうございました。