2025年7月 一覧

2025716
イベントもりもり!by 農LIFE りん

OICU 夏野菜を使ってスパニッシュオムレツとベリーマフィンを作ろう!

こんにちは。ICU高校の畑で作物を育てる団体 NO 農 NO LIFE!(略して農ライフ)のメンバー兼、料理活動「OICU(おいしーゆー)」のリーダーを務めている、りんです。

7月某日、2025年度初のOICU企画を開催することができました。OICUとは、農ライフで自分たちが育てた作物を収穫し、自分たちでおいしく調理する活動です。今回は、ICUHSの畑で育てたじゃがいも・ミニトマト・バジル・にんにく、そしてICUHS果樹園のブルーベリー、ブラックベリーを使い、スパニッシュオムレツとブルーベリーマフィンを作りました。(ついでに収穫できたキュウリの塩もみとシシトウ焼きも!)

12.pngまずは前日に畑で収穫
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開催は前から決まっていましたが、私自身がOICU企画を担当するのは初めてだったため、本格的に動き始めたのは2週間ちょっと前でした。しかも春学期の期末テスト期間と重なってしまい、準備はなかなか大変でした。
そんな中、もう一人の企画者である3年生のKちゃんが、企画書の作り方を丁寧に教えてくれたり、一緒にレシピを探したり、家で試作までしてくれたりと、大きな力になってくれました。農ライフの担当の先生方、そして家庭科の先生も、必要なことや改善点を親身にご指摘くださいました。

前日には、OICUの理念「学校の畑で育てた野菜をただ収穫して終わるのではなく、自分たちの手で調理し、味わい、学ぶところまでを体験する」に基づき、メンバーと一緒にじゃがいも、ミニトマト、ブルーベリーに加え、予定にはなかったけれどたくさん実っていたししとうや緑のパプリカ、きゅうりも収穫しました。当日の朝、Kちゃんとスーパーで買い出しを行い、先生が車で食材を学校まで運んでくださいました。

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調理では、マフィン班とオムレツ班に分かれて、それぞれの班が協力しながら調理を進めてくれました。各班ともレシピ通りにおいしそうに仕上げていて、特にサプライズで用意した大容量のアイスクリームはマフィンとの相性も良く、みんなとても喜んでくれました。
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調理の時間には、思わぬハプニングもいくつかありました。オムレツをひっくり返すのに失敗してしまったり、思っていた以上に調理に時間がかかってしまったり。でも、そうした出来事も含めて、みんなが笑顔で楽しんでいました。

17.jpg↑必死にオムレツをひっくり返す!
18.jpg↑三者三様の方法でオムレツをひっくり返す!

マフィン班とオムレツ班に分かれて、それぞれがレシピを見ながら協力して作業を進めていました。料理に慣れていない人も、積極的に調理に参加していました。調理の合間には「この切り方でいいかな?」「めっちゃいい匂いしてきた〜!」といった会話が飛び交い、班のメンバー同士が自然と打ち解けていく様子も見られました。
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参加してくれたメンバーの中には、「自分たちの手で大切に育てた野菜だからこそ、より美味しく感じられた」「料理に使われている材料について、どうやって作られたのかな、どんな人が作ったのかな、と考えるようになった」など、これまでとは違った視点で食と向き合うきっかけになったという声もありました。

また、「OICUで料理のモチベーションが上がったので、家でも料理をしてみた」「その時に、食材を無駄にしないように感謝の気持ちを持って作ることができた」「食がこんなにもコミュニケーションの手段になりうるのだと実感した」など多くの感想が寄せられました。

今回、参加者のみんなが笑顔で調理をする姿を見たり、感想を読んだりし、この活動が、ただ料理をする場にとどまらず、心の変化や新たな気づきにつながる場にもなっていることを実感しました。OICUの理念が、今回しっかりと参加者の中に根づき、形になり、嬉しく思います。

レシピ決めや材料・道具のリストアップ、農ライフメンバーへの参加呼びかけ、企画書の作成など、準備には多くのことが必要でした。Kちゃんは期末テスト後に受験も控えていて大変な中、たくさん協力してくれましたし、先生方もサポートしてくださり、参加メンバーも当日の食器洗いや片付けまで協力してくれました。みんなの力があったからこそ、楽しく充実した企画になったのだと思います。

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実は私は、年に一度料理をするかしないかというほど、普段あまり料理をしていません。ただ、調理以外の食に関わる分野にはずっと興味があり、「やってみたい」という思いが心の片隅にありました。そんな中、今年度のリーダー決めの際に、せっかくの機会だからと軽い気持ちでチャレンジしました。
準備段階では、やることの多さに押されて、「やっぱり私は料理じゃなくて別の食分野に興味があるのかも」と思い、投げ出したくなることもありました。。けれど、当日、みんなが笑顔で調理している姿を見たときに、「やって良かったな」と心から思いました。
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今まで私は、自分の準備や工夫を通じて他の人に喜んでもらうことに、あまり関心がないと思っていました。でも今回、それが実は自分の好きなことなのだと気づきました。ベタでテンプレートな感想かもしれませんが、みんなの笑顔が見られて、本当に良かったです。楽しくて、心が温まり、癒された時間でした。こんな発見ができたのは、ICUHSだからこその経験があったからです。

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秋学期のOICU企画では、3年生のKちゃんは引退するため、私が主体となっての開催になります。今回の経験を活かして、もっとみんなが楽しめるような企画をしたいと思います。
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☆This project was powered by the Japan ICU Foundation.

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スクールライフby ICUHS野球部

野球部 夏の大会(2025)

序盤息詰まる投手戦
0-0で迎えた5回、試合が動きます。


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好投していた先発の3年生キャプテンは、1点とられた所で交代。
リリーフした2年生投手がピンチを抑えて反撃の機をうかがいます。

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そしてその裏、3ベースヒット、タイムリーヒット、盗塁などで見事に逆転!

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しかし6回表、2アウト満塁から逆転を許して追う展開に。
7回裏ICUの攻撃では、2アウト満塁からのセンター後方あわやフェンス直撃、抜けていれば逆転の大きな打球を相手校ナイスプレーで阻まれます。

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最終回、本日2本目となる3年生1番バッターの3ベースヒットを皮切りに逆転を信じて反撃します。

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最後は、レフト線あわやホームランという打球を相手校のナイスキャッチで終了となりました。

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今日は、3ベースヒット3本に5盗塁、守ってはキャッチャーの見事な盗塁刺し2本と攻守に力の限りを尽くしました。
結果は勝利につながりませんでしたが、秋の大会0-21からのスタートしたチームがここまで大きく成長できたことは、とても感慨深いものです。

今日もたくさんの方々が応援に駆けつけてくれました。本当にありがとうございます。

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器楽部のみんさん、ありあがとうございました。
とても心強い応援でした!

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中学生のみなさん
ICU高校野球部は、野球の上手い・下手、経験・未経験関係なく、国内外から野球好きが集まり、「のびのびと熱く!」をチームスローガンに日々練習しています。都内でも有数の大変広いグランドで思いっきり野球ができます。ICUHSスタイルの野球で、一緒にプレーしませんか。
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イベントもりもり!by 農LIFE

レストラン見学

農業や環境について体験しながら学ぶNO 農 NO LIFE! 農業だけでなく、食に興味のあるメンバーも多いです。そして成長の早いキャンパスの竹や、畑に現れるさまざまな虫とどんどん成長するキャンパスの緑、迫り来る暑い夏を前に、自然環境と農業はどうつながっているんだろう?高校の畑や果樹園はどのようにあるべきなのか、という問いも浮かぶ今日この頃・・・

そんなわけで新たなインスピレーションを求めて、梅雨入り前のある日、ICUからもほど近い、調布市深大寺にあるレストランMarutaを見学させていただきました!

Marutaは、都市緑化や景観づくりを行うグリーンワイズという会社が手がけたお庭にたたずむ一軒家のレストラン。お庭の果樹や草花など多様な植物が季節ごとに豊かな表情を見せてくれます。さまざまなユニークな取り組みをされていて(ひとことでは説明できないのですが、、、)、オープンキッチンでの自然を五感で感じられる薪火料理、地場産の野菜と普段は見過ごされている野草や植物を使った料理のお店です。

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わくわくするエントランス。
前を通りかかったことがあり、その素敵な外観とガーデンに「何の建物か気になっていた!入ってみたかった!」という人も。

高校の周辺にもたくさん存在する「生産緑地」を活用したお店とのことで、地域の農家さんと直接やりとりして旬の食材を調達したり、規格外の野菜を使用したりするだけでなく、食材を余すことなく使うなど、自然環境と地域とのつながりや資源の循環を重視した取り組みをされているそうです。

農家さんと直接やりとりされているシェフの山口さんからは、どのように食材を調達しているか具体的にお話しを伺ったり、

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たけのこ料理のプレゼンテーションもこの通り

ディレクターの外山さんからもガーデンを歩きながら、お店での循環を促す取り組みや、食べたり活用したりしているさまざまな植物について教えていただきました。

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後半は、非常に洗練された空間に気になるものがいろいろと置いてある店内を自由に歩き回って、スタッフの方にあれこれ質問させていただきました。開店準備中のお忙しい中ご対応くださり、ありがとうございました!

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生徒の感想から:

いろんな飲食店で不揃いの野菜などを使う取り組みが広がればいいなと思った。必要なものを作るのではなく、あるものをどう活かすかという考えを学んだ。

これまで目を向けてこなかった野草など様々な植物が利用されていて、新鮮に感じた。

自由時間のように店内を見て回らせてもらったとき(が印象に残った)。それぞれの店員さんから、様々な話を聞けてとても楽しく、新しい知識を得ることが出来た。

Marutaは、ありのままの自然との共生、がテーマの環境を提供するレストランだとお話を聞いて思いました。ICU内もありのままの自然が多くあるので、それに沿うような畑仕事や、プロジェクトを作れると良いと感じました。

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高校での活動にも生かせるアイデア、インスピレーション、いただけました。

Marutaのみなさん、ありがとうございました!

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