アジア学院スタディキャンプ2024
今年も栃木県那須塩原市にあるアジア学院Asian Rural Institute(ARI)へ、2泊3日のスタディキャンプに行ってきました!アジア学院は、「共に生きるために」をモットーに、草の根レベルのコミュニティづくりに貢献しようとする留学生が世界中から集まり、共同生活をしながら学んでいる農業指導者養成学校です。有機農業を通して平和で持続可能な世界を実現しようとする営みを、少しですが、体験できるプログラム。参加した生徒からの報告です。
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アジア学院に参加して「食と命と平和」のつながりを、言葉からだけでなく、農作業や食事を通して知ることができ、私たちの暮らしにどれほど重要なのかを再度認識することが出来ました。
私はアジア学院の軸に心動かされました。
私たちは農業と聞くと畑を耕したり、収穫することを思い浮かべがちですが、それ以前に「栄養のある土」がないと農業は成り立ちません。
健康な土を作るための肥料をアジア学院ではコンポストや鶏糞、給食の廃棄物などから作っています。
私たちは実際にそれらに素手で触れ、匂いを嗅ぐことで微生物の働きや自然の力を実感することが出来ました。できるだけお金を使わない、化学物質ではなく自然の産物を使う徹底的な姿勢に感動しました。
農作業はお世辞にも楽とは言えませんが、普段農家の皆さんがどれほど頑張っているかを知ることができるチャンスでもあります。体を張って野菜や家畜を育ててくれてありがとう、と強く感じました。
お話からの学びを超え、実際に有機農業で得た食料を料理し感謝して頂くということを通じて食べものの有難みをより深く理解することが出来ました。
ヴェロさん伝授のインドカレー、本当に美味しかったです。
私は2度目の参加でしたが、1度目ではあまり体験できなかったParticipants(アジア学院では留学生のことを生徒とは呼びません)との会話がたくさんでき、人との繋がりの大切さやそこから学べることを知りました。
留学生のネルクさんとは、農作業中や食事中に、「雨の日に何をするか」から「日本の少子高齢化についてどう思うか」まで色々な会話をしました。私たちスタディーツアー参加者も、留学生もお互いから影響を受けたり、学べたりする環境は素晴らしいと思います。
アジア学院は、自分自身、人間と食の関係を見つめ直せる場所です。それだけでなく、アジア学院の留学生やボランティアの方、スタディーツアー参加者の生徒や先生と仲良くなれる最高の機会です。皆さんぜひ参加してください!
アジア学院のみなさん、ありがとうございました!