ペンテコステ礼拝~言葉が変わると...~
今日は年に1度のペンテコステ礼拝。
大学のチャペルに全校生徒・教職員が集まり、祈りの時を持ちました。
ペンテコステ?と思ったそこのあなた。
イエス・キリストの復活から50日後に、弟子たちの上に天から聖霊がおりてきて、教会が誕生したことをペンテコステ(聖霊降臨日)と言います。
聖書には、「聖霊」が降りたことにより、人々が様々な国の言葉で語りだした、と書かれています。ICU高校では、まさにその出来事のように、生徒たちが世界各地の言葉で、聖書の一節を読んでいます。
今年は22の言葉を通して、聖書のメッセージに耳を傾けました。
「言葉が変わると、世界が変わる」を感じます。
同時に、「言葉が変わっても、聖書の教えは語り継がれる」ことも感じられます。
また、今日は特別に高橋秀典先生をお招きし、メッセージを頂きました。
最後に読まれた詩が印象的でした。
「病者の祈り」 米国南北戦争南部連合軍の傷病兵士の詩(翻訳 高橋秀典)
私は神に 大きなことを成し遂げるようにと 強さを求めたのに、
謙遜に従うことを学ぶようにと 弱い者とされた
より偉大なことができるようにと 健康を求めたのに
より良いことができるようにと 病弱さをいただいた。
幸せになれるようにと 豊かさを求めたのに
賢明であるようにと 貧しさをいただいた
人の称賛を得られるようにと 力を求めたのに
神の必要を感じるようにと 弱さをいただいた
いのちを楽しむことができるようにと あらゆるものを求めたのに
あらゆることを楽しめるようにと いのちをいただいた
求めたものは 何一つ得られなかったが
心の願いは すべてかなえられた
このような私であるにも関わらず
ことばにならない祈りはすべてかなえられた
私は あらゆる人の中で
最も豊かに祝福されたのだ。
与えられ、生かされていることに改めて感謝の思いを強くするひとときでした。