2021312
by J.B.C

3.11から10年~あの日と今を、きみの声でつなぐ

今から10年前の昨日、東北地方を中心とした東日本一帯は未曾有の大地震とそれに連なる津波に襲われました。
今の高校3年生は、当時、その多くが小学校2年生。
はっきりとあの日を覚えている人、海外でメディアを通してその惨状を見たという人、日本から遠く離れた場所で暮らし始め、自分のことで精一杯だったという人もいました。

様々なバックグラウンドをもってICU高校に集い、3年を経て卒業を前にした3月、数名の3年生がアクションを起こしました。
被災した方と共に、自分たちに何かできないだろうかー

Be the Light~きみの声プロジェクト~
10年前、高校3年生で被災した方をお招きして、あの日と今をつなぎたい。
そんな企画を実現しました。


『きみの声プロジェクト』
そこには3年生たちの、ある想いが込められています。
新型コロナの影響によって高校最後の1年間を想像していたものと全く違う形で過ごさなくてはならなかった自分たちの無念さと、震災によって突然「日常」を奪われた方々の喪失感には、なにか重なる思いがあるのではないか。

「本当はこんなことをしたかった」「もっと○○したかった・・」そんな思いを胸の奥に閉じ込めたまま高校生活を終わらせたくないという自分の内なる声。
一方で、「あの時、もっと○○したかった。でも今振り返れば、その経験が・・・」という今だから言葉にできる被災者の声。
この二つの声が交差する機会を作りたい。
互いに共感し、声に出すことで癒やされ、自分の言葉が誰かの光になる。
今、自分たちに必要なのは、キレイな言葉でも、有名人の言葉でも、長いスピーチでもない、あなたの小さな声。
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今年の1月から自分たちで震災について学び、ICU高校の先生たちにとっての「あの日」の声を集めました。
そして当日、高校3年生の時に福島で被災したスピーカーの方と、1年生~3年生までの高校生を交えて、手作りの会を作りました。
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癒し、共感、一体感を醸し出せるように光の演出を工夫し、
語り合いの時間を長く取りました。
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「被災した方から初めて直接お話しを聞きました。映像ではなく言葉を通じて当時の様子を知ることができて、それまでどこか他人ごとのように見ていた震災に関する様々なものが、初めて胸にスッと入ってきました。」と参加した人の言葉。
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「この機会を通じて、自分もこの10年間を丁寧に振り返り、忘れかけていたものを見つめ直すことができました」と、スピーカーの方。
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そして、この一年を振り返る語りの場では、「みんなが我慢している、もっと辛い人もいる、と思って自分の気持ちにどこか蓋をしてきたけど、やっと辛かった気持ちを素直に言葉にできた」と、2年生。
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最後に、高校3年間、3つの学年、生徒・保護者・教員の3者に感謝と祈りを込めて、3つのランタンを飛ばしました。
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この企画に協力してくださった全ての方々、
本当にありがとうございました。
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