野川公園ボランティア
農業や環境問題について体験し学ぶ、NO 農 NO LIFE(略して農LIFE)、活動中です。
ICUのすぐ裏、かつてはICUの一部でもあったという野川公園。ICUHS生にも身近な存在です。調布、小金井、三鷹の3つの市にまたがる広大な都立公園で、四季を通じて人々の憩いの場になっていますが、、、、外来植物が入り込み、本来の生態系に影響を与えているとのこと。そこで、およそ30名の生徒たちが「外来植物バスターズ」として外来植物の駆除をお手伝いしてきました。
今回は特に、ワルナスビといういかにも悪そうな名前の植物がターゲットです。
事前説明会では、野川公園を管理されているパークレンジャーの方たちに、野川公園の概要や環境、どんな外来植物が問題になっているかなどをレクチャーしていただき、イメージをつかみました。
長袖長ズボン、長靴に、帽子に、虫よけ、暑さ対策、熱中症対策、コロナ対策、、、必要なものをそろえて、いよいよ当日!雨も降らず猛暑にもならず、バスターズ日和です。
ワルナスビが生い茂るエリアに移動して、ワルナスビの特徴、駆除の仕方、注意点などをレンジャーの方から聞きます。
輸入された家畜飼料にまぎれて持ち込まれ、今では世界中に広がっているというワルナスビ。可憐な花が咲いていますが、よく見ると茎にはするどいトゲがいっぱいで素手で触ると危険です。さらにはナスに似た実が有毒で食べると動物や人間にも被害が。根も長く深く、刈り取っても根が残っていたらどんどん増えるそう。コロナ禍で公園内のボランティア活動が制限されていたせいで、一度は効果的に駆除できたエリアでも再び繁茂してしまったとのことでした。
シャベルとラバー軍手を準備して、出陣!
他の雑草も生えていて土が固く、根を切らないように深く掘るのは思ったよりも難しい作業です。が、どんどん掘って抜いていきます。
取れた~!(シャベルも壊れた...)
チーム、ペアで協力しながら取り組むのが楽しく駆除するコツのようです。
遊具のこんな近くにも!小さな子どもが半ズボンでワルナスビの藪に入ったら大変です。時間も限られているので、このエリアに集中することにしました。
思ったよりもだいぶ大変だった引き抜き作業。すべてのワルナスビを駆除するにはまだまだ相当な労力が必要そうです。ふご袋に集めたワルナスビをバックヤードに運んで終了です。
今回のボランティアに参加した理由は人それぞれでしたが、少しでも身近な環境の保全、野川公園の管理のお役に立てたならうれしいです。バスターズ、必ずまた野川公園に戻ります!!