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枝活2025
農業や環境問題について体験し学ぶ、NO 農 NO LIFE(略して農LIFE)、3学期も活動中です!
落葉樹もすっかり裸になった冬のある日、夏にブルーベリー摘み取りでおじゃました吉野果樹園さんにうかがいました。(ブルーベリー摘み取りの記事はこちら)
この時期ブルーベリー農家さんは枝の剪定でお忙しいとのことで、一昨年は、剪定して落とした枝を拾って集めるというお手伝いをさせていただきました。が、今年は、すでに枝を拾う作業は済んでいるということで、ブルーベリーの枝の剪定作業についてじっくりお話を伺ったあと、実際に1本ブルーベリーの木を生徒が剪定させていただきました!
高校の畑エリアでも、ブルーベリーなどの果樹を育て始めたところ。これは剪定技術を学ぶまたとないチャンス!
まずは吉野さんから、剪定の意義や、方法、気をつける点など、お話を聞きました。
仕上がりや成長度合いを考えながらもテキパキと剪定を進める吉野さん。まさに「木との対話」。
では、実際にやってみましょう!と剪定ばさみを渡されて・・・
はじめはどこからハサミを入れたらいいのか分からず、なかなか手が進みませんでしたが、ああでもない、こうでもない、と言っているうちにだんだん切るべき枝が分かってきた!?
ここだっ!えいっ!
写真ではちょっとわかりにくいですが、不要な枝を落として、だいぶすっきりしました。
最後に、剪定した木に目印のポールを立てて、来年の夏の成長を見に来る約束をしました。
それから、高校の果樹にもついている、謎の白いふわふわの正体も、チュウゴクアミガサハゴロモというこの数年急激に大繁殖している外来種の昆虫の産卵跡であることを教えていただきました。枝を切って、白いふわふわをはがしてもらい、実際に卵を観察しました。
気候変動や生態系の変化を相手に、どのようなことができるのか、考えさせられます。
吉野さん、ありがとうございました!