ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさん、リル・グランビッチさんがICU高校に!
2020年11月5日木曜日、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさん、リル・グランビッチさんをICU高校にお招きしました!
この「会いたいプロジェクト」では、3年生の選択科目である課題探究講座を取っている生徒が、高校生の今だからこそ「会いたい!」と思った人を高校にお呼びします。
講演会の企画・運営はもちろん、アポ取りから会場準備など、ほとんどの仕事を私たち生徒が主体となって進めていきます。
講演会の前半は、ドリアンさん、リルさんがドラァグクイーンとして派手な表現をする理由や、お二人のジェンダー観、そして「ふつう」とは一体なにかということについてのお話。
「一人ひとり、人間の数だけ性がある」
「性別なんて「どうでもいい」もの」
「私のふつうはあなたの異常で、あなたのふつうは私の異常」
女性と男性という2つのカテゴリーだけではなく、またLGBTQという枠組みをも超えて、性はグラデーションのなのだというメッセージが印象に残っています。
また、他人を価値基準にせず自分の中にしっかりとした軸を持つお二人の、「こうあるべき」を笑って吹き飛ばしてしまうような姿がとても魅力的でした。
後半は、200人以上集まった参加者からの質問をGoogleフォームで集め、いくつかをお答えしていただく形で進めました。
100個を超える質問が集まり、個性や自分らしさへの悩みや、お二人がカミングアウトした時の話などについてお話していただきました。
「ふつう」ってなんだろう。
ドリアンさん、リルさんのお話は、参加者全員でそんな問いについて改めて考えるきっかけになったと思います。
「ふつう」にとらわれずに、しかし無理に個性的になろうとせずに、自分からあふれ出てくるものを大切にしようと感じました。
心に深く刺さる言葉に多くを考えさせられつつ、たくさんの笑いも交えたお話で、1時間半があっという間でした。
もっとお話したい!と思った生徒も多く、講演会が終わってからもお二人の周りには人だかりが。
楽しかったという声も多く聞けて、企画者としては本当に嬉しかったです。このプロジェクトをやってよかったと心の底から思います。
急なお願いにもかかわらず、快く引き受けてくださったドリアンさんとリルさんには本当に感謝しています。
あー楽しかった!