
おもしろがる3年生!
ICUのバレンタインデー、色々お伝えしたいことはあるのですが、
入試を一足先に終えた?有志の3年生が集まって、
「教科の枠を超えて、興味のあることを発表する機会」を設けていました!
完全に自分たちで企画運営をしていたようですが、なんと豊かな学び!
ICUでは一人ひとりが発信者です。
学びが自然と響き合う空間で、皆さんをお待ちしています!
そして一般入試に挑んでいる3年生、あと少しやりきってきてください!
心から応援しています!!
ICUのバレンタインデー、色々お伝えしたいことはあるのですが、
入試を一足先に終えた?有志の3年生が集まって、
「教科の枠を超えて、興味のあることを発表する機会」を設けていました!
完全に自分たちで企画運営をしていたようですが、なんと豊かな学び!
ICUでは一人ひとりが発信者です。
学びが自然と響き合う空間で、皆さんをお待ちしています!
そして一般入試に挑んでいる3年生、あと少しやりきってきてください!
心から応援しています!!
この日の天気予報を数日前から気にしてきた多くの受験生のみなさん、
朝、窓の外を見て「やっぱり、降ってる」。そうつぶやいたのではないでしょうか?
交通機関の乱れを心配しながら、英単語の単語帳を片手に電車に揺られてきたことと思います。
1時間目の試験が始まる前の受験会場の教室の中は、
無事に試験を受けられることに安堵した思いと、目前に迫った試験の緊張と・・・
受験生のこもごもな思いが巡っていました。
今日一日、目の前の試験に集中していた受験生にとって、
短い休憩時間やお昼休みにも、雪景色を楽しむ余裕なんてとてもなかったと思います。
ということで、試験会場の外はどんな様子だったのか、こちらを少しご覧ください!
試験会場はカーテンも全て閉めてましたからね・・・窓の外の銀世界ですー
試験が終わり、家路を急ぐ受験生。今日はスクバがありがたい!!
傘を差し、足元をしっかり見つめて帰宅した受験生のみなさん、
無事に帰宅できましたか??
なかなか気付けなかったと思いますが・・・
実は、雪の中、沿道からみなさんを健気(けなげ)に応援していた
愛らしいサポーターがいたんですよ!みなさんに精一杯の「春の知らせ」を届けていました。
みなさんの春を告げる便りはもうすぐそこ!
サクラ咲け!!明日、合格発表です。
1月某日、毎年恒例の3年生チームvs教員チームのソフトボール大会が行われました!
卒業を控えた3年生は、3学期の通常授業がありません。
「特別授業」というICUHSの教員が提案する様々なおもしろ授業やスタディーツアーに
自由に参加して、自分たちの「もっと知りたい!」を深めていきます。
とは言え、体育の授業も無くなってしまうので、やっぱりちょっと運動不足になりがち・・・
ということで、毎年この特別授業では、身体を動かすことを目的に
教員との対決企画が実施されます。
バドミントンも人気ですが、この広いグラウンドを駆け抜けられるチャンスもあとわずか!
なので、このソフトボール対決は大人気!
この青く広い空!!
とても東京とは思えない贅沢な景色に包まれて、歓声とバットの乾いた金属音が響きます。
普段は理論派の数学の先生も、今日は理屈抜き!!生身の身体で豪快にスイング!
今年は人数の関係で、3年生男子vs3年生女子with教員のチーム分け。
たまたま校内に居た3年生も、「楽しそうだから~!」と制服のまま助っ人参戦!
で、まさかのヒット&ホームイン!!
教員たちも大人気なく本気(マジ)で、ちょっと引くwwwけど、点が入るとやっぱり嬉しいー!
試合は・・・お情けの延長戦の末、女子チームの逆転勝ちでゲームセット!「ありがとうございましたー!!」
ちょうどお昼前。
いい感じにお腹も空いて、みんなで片づけを終えて、食堂に向かいました~
明日はいよいよICUHSの学力試験入試です。
お天気が心配ですが、受験生のみなさん、今日まで積み上げてきた努力を信じて
頑張ってください!
このICUブルーの空もと、あなたを受け入れてくれる生涯の友と出会い、
最高の高校生活を一緒に送ろう!
一人一人の力が存分に発揮されるよう、心から応援しています!!
ICUHS図書館では学期ごとにゲストスピーカーをお招きし、講演会を開催しています。
今年度の秋学期は、NPO法人ピルコン(PILCON)から講師の方をお呼びし、性教育について『自分らしく、自分を大切に生きるための性教育』というテーマで講演会とワークショップを行いました。
今回のこのテーマでの企画は、私たち生徒2人の働きかけで実現しました。日常生活の中で違和感を抱き、生きづらさを抱えていたことから性教育について強い興味を持った私たちは、それぞれに自分の思いを図書館担当の先生に話しに行きました。そして、春学期から図書館の先生や司書の方と一緒に長い時間をかけて話し合いを重ね、熱い想いでこの講演会をつくり上げました!
「性教育」と聞くと保健体育の授業や、なんだか恥ずかしいようなイメージを連想するかもしれません。
でも実は、性教育は「命の授業」とも言われ、自分との向き合い方や相手との関わり方などを学ぶ" 私たちが自分らしく生きるため"に欠かせないものなんです!
性の知識に加え、人権や人間関係、幸福に生きるためのスキルなど性教育の持つ意義は多岐に渡ります。今の私たちは、高校在学中に成人を迎える人もいます。それは一人の大人として一歩を踏み出すということであり、人生の大事なターニングポイントとなります。 だからこそ今、性教育を学ぶことに意味があると考えました。今回の講演会はそんな性教育に興味を持ってもらい、必要な時に正しい情報や頼れる機関にアクセスできるきっかけになれたらとの思いで企画しました。
今回の講師として来てくださったNPO法人PILCONは「人生をデザインするために性を学ぼう」をスローガンに掲げています。「性の価値観や経験は人それぞれ」「無理せず自分のペースで話を聞く」というイントロから会が始まり、リラックスしたムードで講演を楽しむことができました。
セクシュアリティや、意外と学ぶ機会のないデートDVなど、たくさんのトピックを経験談やロール プレイングを交えながら教えていただきました。
「知っていたつもりだったけど、意外と知らなかった!」との声が参加者から聞かれました。 性に関する情報が氾濫してる今だからこそ、今回の講演会の意義を感じられました。
講演会後は有志の生徒が残り、PILCONの方が持ってきてくださった避妊具や検査キットを実際に触ったり、カルタを使って体験しました。和やかな雰囲気でみんなで話せたことがとても楽しく、印象に残っています!
講演会当日はもちろん、企画や準備の段階から考慮しなければならないことや深く考えて話し合うことが求められる場面が多く、これからの自分の糧になるような経験になりました。講演会を通じて、改めて自分と相手の心と身体を尊重することの大切さについて考えさせられました。
また、私が今回の講演会を主催して学んだことは、自分の「やりたい!知りたい!」という思いを言葉や行動で示せば、必ずそれを拾ってくれる大人や、共に走ってくれる友達がICUHSにはいるということです。
今回のこの経験を生かして、もっと私たちの生活に寄り添った性教育を校内で行うために活動していきたいと思います。
農業や環境問題について体験し学ぶ、NO 農 NO LIFE(略して農LIFE)、3学期も活動中です!
3学期初日、新年集会の後、夏にブルーベリー摘み取りでおじゃました吉野果樹園さんにお手伝いにうかがいました!(夏のブルーベリー摘み取りの記事はこちら。)
ブルーベリーがたわわに実っていた夏の農園とは違って、赤く紅葉した葉もほとんど落ちている様子...この時期ブルーベリー農家さんは枝の剪定でお忙しいとのこと。今回は、剪定して落とした枝を拾って集めるというお手伝いをさせていただきました。
まずは吉野さんから、作業の説明と、どのような意義があるのかお話を聞きました。
よりおいしい実が適度になるように必要な剪定作業。剪定中は枝ぶりを考えながら切る作業に集中するため、剪定作業が終わった後に落ちた枝をまとめて集めるようにし、効率的にすすめているそう。拾った枝もサイズ別に集めて次の作業がしやすいようにします。吉野果樹園では、剪定した枝を機械で粉砕し、細かくしたものを撒いて木の根本を覆い、雑草や水分蒸発の防止のためにも使っているそうです。これなら自然に分解され、自前の枝でできるためとってもエコ!実際に機械で枝を粉砕するところも見せていただきました。
早速枝拾い作業スタート!風が強い日でしたが、午後の温かい時間帯で動いているとちょうどいいかんじです。
友だちと話しながら、一人で黙々と、、、それぞれのスタイルで集めていきます。
どんどん枝が積まれていくので達成感もあり!
途中で休憩しながら、吉野さんへの質問タイム!ブルーベリーの育て方や、農作業・枝の剪定の方法について、さらには おいしい果物のライセンスと種苗法、三鷹市周辺の農家の歴史や特徴などについてもお話しくださいました。
農園で作業し、直接専門的なお話も聞くことができ、ますます吉野果樹園さんのファンになってしまいました。短い時間でしたが、少しでもお役に立てたなら幸いです。吉野さん、ありがとうございました!
本日1月10日、ICUHSの2023年の活動開始です!
毎年恒例の冬学期新年集会が行われました。
3年生と1・2年生とで入れ替わる2部制で実施しました。
新型コロナ以前、3年生にとっては高校体育館で行う最後の全校集会となるのがこの新年集会でした。
「こうして3学年が一同に会する最後の機会です」と伝える場でしたが、
新型コロナの影響を受けてからは、大学受験を控える3年生もいるため、
一番気を遣って密を避ける場になってしまいました。
とは言え、教員の心配を他所(よそ)に、生徒たちは久々の再会に、
「お正月どうしてた?」とか、「実家に帰っていたの?」とか、「アメリカに帰っていたからお土産渡すねー」と、
それぞれの近況報告に盛り上がっていました。
新年集会では、各学年の生徒代表が新年の抱負をスピーチします。
3年生は、4月からの新しい生活、新しい出会い、新しい世界への挑戦を見据えた自分の決意を伝えます。
2年生、1年生からは、最高学年になることへの、また、後輩たちを持つことへの自覚が語られます。
1年生の代表が「与えられた機会(チャンス)ではなく、自分からチャンスをつかみ取りたい」と力強く語っていたことが印象的でした。
また、昨年活動した生徒や有志団体、部活などへの表彰も行われました。
様々な活動にまだまだ制約があった昨年でしたが、その中でも平和を願う国際貢献活動、校内施設のジェンダー平等を実現しようとするプロジェクトやもちろん、クラブでの活躍も!
ここではそのすべてを紹介はできませんが、「ちょっと恥ずかったです・・・笑」と、はにかみながら賞状を受け取っていました。
過去2年間のこのスクールブログを辿(たど)ってみるだけでも、東日本大震災10周年、沖縄基地問題(修学旅行)、ミャンマー軍事クーデター、ウクライナ戦争、パキスタン大地震(ペーパービーズ)、ソウル梨泰院事故と、様々なトピックがあがってきます。
そのどれ一つを取っても、決して目を背けてはいけない、そして記憶から風化させてはいけないもの。
未だに癒えぬであろう当事者の方々の心の痛みに寄り添い、またその方々の言葉に耳を傾け、そして自分たちに何ができるかをHSのみんなで考え続けていく1年にしたいと、改めて強く決意しています。
ICUHSの2023年も、どうかよろしくお願いいたします。
2022年12月21日、ICUHSの1年を締めくくる最後のイベント、
クリスマス礼拝が大学礼拝堂にて挙行されました。
荘厳なオルガンによる前奏に続いて、
讃美歌第Ⅱ編245番「神の御子は今宵しも」をみんなが心の中で歌いました。
今年は、2年生と3年生のキリスト教活動委員の生徒たちによる、
日本語と英語での聖書朗読。
聖書箇所は、新約聖書ヨハネによる福音書1章9-14節
今年のお話しは、日本基督教団亀戸教会の堀川牧師が
すべての人を照らすまことの光について説いてくださいました。
クリスマス献金の送付先をアナウンスしてくれたのも、
キリスト教活動委員会のみんな。
そして、この讃美歌を奏でなければクリスマスはお祝いできませんよね!
第Ⅱ編246番「諸人こぞりて」を黙唱しました。
昨年に続き、1年生音楽選択者とコーラス部や有志による
ハレルヤ・コーラスの合唱は、事前に撮影した映像を大型スクリーンでみんなで鑑賞しました。
撮影の様子はICUHS公式FacebookのICUHS Hodgepodgeをご覧ください!
https://www.facebook.com/icuhs.hodgepodge
最後に、保健委員会のメンバーから、みんなへの感染拡大への注意喚起と、
この一年間学校生活の中で守り続けてきた感染防止策へのちょっとした労(ねぎら)いも。
メンバーのみんなも、毎日の注意喚起の放送をありがとう!
大役を終えたキリ活委員のメンバーと仲島先生。
さあ、HRに戻ってレポートカードを受け取りましょう!
同日に図書館で行われたクリスマス音楽礼拝は、上記公式Facebookにてご覧ください!
日も傾き始めた16時頃からキャロリングのスタートです!
大学構内の様々場所を訪問し、讃美歌などを歌って一緒にクリスマスをお祝いします。今年は200人以上が参加し、いくつかのグループに分かれて大学構内を巡り、キャンパス内にはクリスマスの喜びが溢れました。
最後にはみんなでチャペル前に集合。キャンドルに火を灯(とも)して歌いました。
暗くなると、気温は一気に冷え込みます。
でも、今年は風もなく、キャンドルライトが穏やかに、そして暖かく一人一人を照らしていました。
今年一年を一言で振り返ることなどとてもできないほど痛ましいことも、
喜ばしいこともたくさんありました。
また、新型コロナの影響を完全に乗り越えられたと言い切れぬまま、今年を終えなくてはなりません。
せめて、この日のみんなの祈りが一人でも多くの人の安らぎへとつながりますように。
農業や自然環境について体験しながら学ぶNo 農 No LIFE(略して農LIFE)の活動。ついに高校の畑が始動しました!
思い起こせば2022年の春・・・・
畑を始めようとキャンパス内のめぼしい場所をうろうろしながら畑用地を選定。
かつては理科の先生たちが管理する畑が高校敷地内のはずれにあり、ちょっとした道具なども引き継がれているということで、まずは元畑の場所を確認したりしました。
藪の中に放置されている、いや、引き継がれている道具箱(玉手箱?)解錠の儀...
畑を始動させるべく集まった先生たちがまずはどんなものか、予定地を軽く開墾です。
雑草や芝の根がかなり手ごわい...
1,2時間作業して、それなりに広がりましたが、まだまだです。
次の手を考えていたところ、新事実が...。畑の後方に写っているテニスコート。
このテニスコートの改修工事のため、畑予定地に秋までアクセスできないことが発覚!しかし、工事終了後、畑予定地を重機で掘り返してもらえることになりました!ピンチをチャンスに変えました。
そして夏野菜栽培はあきらめ、土のう袋でさつまいもを育てて、収穫量を競う「芋活」を開催!甘ーい安納芋で太陽と土の恵みを実感できました。
芋活の報告はこちらの記事をご覧ください。
芋活もひと段落し、テニスコートも見事に生まれ変わったので、ついに生徒たちと畑を開墾です。
日暮れまでひたすら石や根、雑草の残骸などを取り除き、耕しました。
ひとまず掘り返したところで、グループごとに区画を割り当て、それぞれ好きなものを育てたり、土づくりをするなど記録を取りながら畑活動をしています。
一足早く始めた教職員畝は、ブロッコリーと白菜、ほうれん草など。
ノビルを栽培したほうがいいのではと思うほどノビルがたくさん生えています...。
生徒たちの区画は何を作っているのかな?
収穫が楽しみです!
(この畑の活動は、Japan ICU Foundationの支援と助成金を受けて実現しました。This project was made possible with support and funding from the Japan ICU Foundation.)
こんにちは。 45期(1年生)のことみです。
6月18日に始まった「芋活」についてお知らせします。
入学して学校に少し慣れた頃、教室に掲示されていた「芋活 参加者募集!!」のポスターを見て、友だちと4人で応募しました。 私は、秋に"ほくほくの焼き芋"を食べるのが大好きです。 以前住んでいたオーストラリアと東ティモールでも焼き芋を食べましたが、日本の焼き芋は本当においしいです。 そして、東京でお芋を育てられるなんて想像もしなかったので、「ICU高校、面白い!」とわくわくしました。
植え付けの前に関門がありました。 それは「土の配合」でした。
3種類の土の割合と分量をグループで決めることになっていましたが、ネットで検索してもよく分かりませんでした。 そこで、私たちは大きなお芋をたくさん収穫するために経験者の知恵を借りることにしました!ちょうどその時、私の祖父母が家庭菜園にお芋を植えたのでポイントを少しだけ聞きました。 そして再び4人で調べ、2つの鉢の「苗の植え方」と「土の分量」を変えることにしました。
6月18日:植え付けの日
軍手をして、自分たちで土を計って混ぜ合わせます。 がやがやと賑やかで楽しい作業でした。
そして柔らかい土にそっと2本の苗を植え、4人の名前から取ったニックネームをつけました(名前を呼んで、収穫まで大切に育てました。)
最初の1週間は毎日たっぷり水やりをしました。 そして「大きくなあれ!」と、トトロがどんぐりを育てるあのシーンのように皆で声をかけました。 こうしてお芋たちは、すくすくと育っていきました。
11月17日 物理室で芋洗い。 この後、お芋たちは家庭科室へ!
この芋活を通して感じたことがあります。
まず、経験者の意見は大切と思いました。 全てを頼るのではなく、教えてもらったことを元に自分たちで調べ、考えるのが良いと思いました。 農LIFEで三鷹の農家の方からお話しを聞くと面白そうです。
次に、農家の方のご苦労を身近に感じました。小さな苗を育て収穫するまで、雨が続けば根が腐らないか気になり、夏は猛暑で枯れないか心配でした。
最後にチーム力です。 朝の水かけ当番、夏休みに部活登校した時の記録と連絡、秋の芋ほりと芋洗いなど、4人で協力した4か月でした。 大きなお芋が出てきた時は、みんなびっくりでした。
そして黒澤先生が焼いて下さったお芋はほくほくして甘く、とてもおいしかったです。 お腹いっぱいになりました。
先日、校内にて、パキスタンの女性がカラフルなカレンダーや新聞紙などの古紙を巻いて作る「ペーパービーズ」を使ったアクセサリーの販売が行われました!
今回のSchool Nowは、その販売を企画した43期の2人が担当します!
この企画のはじまりは昨年のC-weekにおけるマルチイベントにて、ペーパーミラクルズ(ペーパービーズを使った商品を製作・販売するプロジェクト)の代表であるICUHS卒業生の高垣さんのお話をお聞きしたことからでした。
2005年のパキスタン大地震によって大きな怪我を負い、車椅子生活を余儀なくされた女性たちの中には、家族にさえも見捨てられてしまった人が多く、彼女たちは障がい者のための避難所に移り住むこともしばしばありました。
その避難所を訪れた高垣さんは、経済的・社会的に孤立しつつも「自分たちの力で生きたい」と願う彼女たちに、継続的な収入をもたらすため、ペーパービーズ作りを提案しました。
現在の作り手は、避難所に住む女性だけでなく、パキスタン北部や南部の女性たちにも広がっています。また、ペーパーミラクルズの活動はパキスタンの女性を支えるだけでなく、古紙を利用した画期的な紙のリサイクルプロジェクトでもあるのです。
パキスタンにおける女性の地位の低さを知り、そこへ積極的に手を差し伸べる高垣さんの行動力には大変圧倒されました。このエシカルビジネスについて、とても魅力的だと感じた私たちは、高垣さんと高校同期の先生のご提案もあり、89期生徒会企画としてICUHSでのペーパーミラクルズの商品販売を企画することとなりました。
(写真の説明)ピアス/イヤリング、ネックレス、ブレスレット、リング、ストラップが販売されましたが、手作業で作られる商品は、すべて大きさや色などが様々な一点もの、、!
3日間開催し、最終的に10万円近い売上を記録することができました!パチパチ
ペーパーミラクルズとICUHSの高校生との架け橋を作ることができたのだと思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。
(写真の説明)生徒だけでなく先生方や職員の方にも大好評!たくさんの方が購入してくださいました。
そして、販売ブースの隣にはペーパービーズ作りの体験コーナーも設けました。実際に自分たちでも製作してみることで、作り手であるパキスタンの女性をより身近に感じたり、この単純な作業からでも起業ができることを感じたりできたのではないかと思います。
(写真の説明)体験コーナーの様子。一生懸命紙をくるくる巻く生徒たち。
企画書作成や広報、あるいは販売スタッフなど、初めて経験することの多い、貴重な充実した期間となりました。
この企画を通して、パキスタンのことを知り、特に女性の地位の低さなど宗教や風習による影響を感じました。
また、ただ商品を販売するだけではなくて、商品の背景にいるパキスタンの女性の境遇、この事業に込められた思いを伝えるのが難しかったです。自分が満足行くほど多くの人に説明できたとは思えません。
それでもこの経験をきっかけに、女性と男性が対等な立場になる社会の実現を目指していきたいと思います。