20091219
ICUHSは30周年!by 外国語科 H.E.

ICUHS RETROSPECT 第12弾 <修学旅行に纏わる思い出>

幸いなことに全般的に楽しい愉快な旅をしている。
生徒も引率教員も楽しめる旅ができればそれに勝るものはない。

初期の京都・奈良への旅では、予想外のできごとが発生して対応に苦慮したこともあったが、互いに楽しい旅を作り上げようと協力しあい、何年間か古都めぐりの旅行が続いた。

その後、広島・長崎への旅になり、途中の宿で、「中国への」修学旅行を実現しようと話が盛り上がり、とうとう下見と称して、北京・西安・上海に出かけ、翌年生徒と共に実際にこの都市を訪問でき、大喜びしていたら、上海で列車事故が起き、その後の旅は沖縄になった。

戦争の爪あとや今日にもおよぶ駐留米軍の現状を知れば知るほど不安が増し、心が晴れない。

20091218
ICUHSは30周年!by 養護教諭 O.H.

ICUHS RETROSPECT 第11弾 <北海道本別生活学校バイブルワークキャンプ>

就職した年の夏に1年生の17期生と一緒に参加して以来、毎年参加しているバイブルキャンプ。一緒に行った人は延べ人数で何人?毎年違った想い出があります。

最初の17期生!女子ばかり約40名で行きましたね。珍道中の一週間だったように記憶しています。この年は今も使っている生活寮ができた年。いろいろ面倒をみて下さっていたお兄さんに恋しちゃった人は誰でしたっけ?

あれから16年。一年だけ実施できなかった年を抜かして、毎年虫との戦いの一週間を繰り返しています。
生活学校、育雄先生、敏子先生、みんなで作ったおいしい食事、農作業、真っ赤に燃えるキャンプファイヤー、満天の星空、夜通し話し合ったこと、みんなの笑顔、そして可愛かったサンデー。

参加したみんな覚えていますか?

20091217
ICUHSは30周年!by 体育科 W.M.

ICUHS RETROSPECT 第10弾 <最初で最後の修学旅行>

もう20年以上前になってしまいました。
9期生の修学旅行は、中華人民共和国への4泊5日の初めての海外旅行でした。

構想から約2年、まだ今のような市場原理主義が見られない、改革開放政策が叫ばれ始めた時期の中国は、まだまだのんびりとした国民性と美しい自然の溢れる大地でした。

北京の飛行場から町までの道では、馬やラクダに引っぱられた荷車に驚き、パトカーの先導でバス移動をしました。


北京師範大学附属高校での交流会ではダンス部がダンスを発表したり、万里の長城では競争して息切れました。


上海では街中で女子生徒が物珍しいのか、服を引っ張られたり、動物園のパンダがあまりにも汚かったのにはびっくりしました。

20091216
ICUHSは30周年!by 体育科 H.M.

ICUHS RETROSPECT 第9弾 <中身と外見>

自分がICU高校に来たときは、教員集団の中で一番下だった。
よく生徒と間違えられ、それは外から来るお客さんだけではなく毎日顔を合わせている生徒や教員からもだった。大人として、教員として貫禄のない自分に自己嫌悪を覚えた。

一番ショックだったのは、合宿に行った時のことだった。
宿舎に着いて、宿の方と部屋割や食事時間の打ち合わせを散々した後に、

「で、引率の先生はどちらに?」
「・・・・・・」

などということがあった。

時が流れて、いつの頃からか、生徒と間違えられることは無くなった。
中身はほとんど変化していないように思うが、外見は着実に貫禄が増したようだ。

嬉しいような、悲しいような・・・・。

20091215
ICUHSは30周年!by キリスト教科 A.H.

ICUHS RETROSPECT 第8弾 <あえて直近の思い出を書きます>

若い先生方と担任団を組み3年目を迎えています。
私が勤め始めた時に生まれた先生もいたりして皆若くて元気で有能な先生方ばかり。成績IT化のトップランナー集団に入れてもらったわけですが、オジサン教員としては必死にしがみついていくだけ。何とか振り落とされずに今までやって来れました(笑)。

その一方HRには色々な事が起こります。「教育はコンピュータだけではできない」を地でいくような事も色々とありました。そんな時にはオジサン教員の出番もあり、ともかく皆でよく協力してやって来ました。

この担任団は枠に囚われずユニークな人達ばかりで面白い事も一杯やってきました。恐らく今までで一番楽しい担任団であったと思います。

20091214
ICUHSは30周年!by 地歴公民科 H.K.

ICUHS RETROSPECT 第7弾 <担任をしたクラスの皆さんへ 元気ですか?>

★6期!一番生徒目線に近かったので毎日楽しかった。色々事件もあったけど、必死で過ごし強烈な印象の一年でした。

★10期!初めて一年生担任で箱根リトリートの皆の初々しさが印象的でした。温かい雰囲気のクラスでした。

★12期!初めて3年間担任しました。濃いメンツが揃ってて、言うこと聞かなかったけど、かわいい子達でした。

★17期!個性的な女子軍団と、仲良し男子。3年の最後は、ケイドロで負けた男子がいつも掃除をしてました。

★21期!日直日誌にびっちりの本音トークと、学校祭に皆で作ったビデオがとても素敵でした。

★25期!卒業式の日、花束くれた時ろくなメッセージ言えなくてゴメン。愛してる!

★29期!3年まで担任したかったな。

20091210
ICUHSは30周年!by NZ

12月10日は国際人権デー! それぞれの「自然」を可能にするための「反・自然」~その4

 国際人権デー、あるいは、世界人権デーと言われるこの日は、世界人権宣言が国際連合で採択された日(1948年12月10日)を記念する日です。

 日本でも、この日を最終日とする一週間(12月4日~10日)を人権週間としています。日本では、なぜか「人権」と言えば「思いやり」あるいは「やさしさ」が強調されてしまうのですが......。

 例年、試験期間にばっちり重なってしまうので、特に行事を行うことはないのですが、(特別イベントを開催したこともあります。このイベントはすでに伝説となっています。いやー、思い出しても体にふるえがきます。このバンド、LAUは現在では英国NO.1の伝統音楽バンドとして世界的に大活躍中です)、ICU高校生としてはおぼえておきたい日です。と言うか、知らなかった人には自らの不明を恥じてほしいと思いますよ。ええ。まったく。

 さて、前回(11月6日)からだいぶ間が空いてしまいました。
 
 自分と他の人たちの人権をまもるためには、まず何をするべきか。先述のように、日本の人権週間では、「思いやり」「やさしさ」が強調されるのですが、それは、この連載の考え方からすれば、人間の「自然」に期待しすぎる考え方です。むしろ、思いやりを持てない、やさしくなれないからこそ「反・自然」としての「人権」の出番があるのです。

 世界人権宣言前文には、「人間が専制と圧迫とに対する最後の手段として反逆に訴えることがないようにするためには、法の支配によって人権を保護することが肝要であるので」という一節があります。「法の支配」とは、前回も述べたように、権力者がしもじもの人間を従わせるための掟、という意味ではなく、権力が「専制」に陥り、人々を「圧迫」しないようにするために、法によって権力の側こそを縛るという意味です。

 ICU高校の生徒宣誓に「世界人権宣言の原則にたち法を尊び校則ならびに指示に従うことを入学にさいしここに厳粛に宣誓します」とあるのは、とにかく何であれ、校則守れ、何であれ、先生の指示には従え、ということではありません(それじゃ本末転倒)。
 じつは、生徒の厳粛な宣誓は、教職員にとって厳粛な意味があるのです。教職員が、世界人権宣言の原則にたち、法を尊んでいるか。校則や指示が世界人権宣言の原則にたっておかしなものになっていないか。つねにそのことが自分自身に問われているのでなければ、教職員という立場は、容易に、生徒たちに自分たちに都合のよい掟を守らせる権力者(あるいは権力者の犬)に堕してしまうでしょう。まだつづきますよ。

(写真は法務省HPの人権擁護局より)

2009128
スクールライフby M

二学期期末試験開始

本日より期末試験が始まりますので "ICU RETROSPECT" はしばらくお休みです。

生徒のみなさん、今年最後の健闘を祈りっております。そして何より風邪に気をつけて。

2009127
ICUHSは30周年!by 地歴公民科 I.S.

ICUHS RETROSPECT 第6弾

もう、何十年も前のことなのに・・・・
まるで、昨日のことのように思い出す。あの子の顔・・・・。
夢うつつのあのうるんだ眼差し・・・・。
わたしはあの日、あなた一人のためにだけ!授業をした。
3年生の受験用クラス。受講者は、あなた。そして、あなたの隣に二人(のみ)。
その二人はすでに、地上(授業)をはなれ夢の中。
おお!そのあなたのうるんだ眼差しまでも、夢うつつへと・・・・。
あなたを失ったら、わたしは一体だれのために、何のために、授業をすればいいのか。
行かないでくれ。ここにいてくれ。ホラ、最近よく言うじゃないか。
「ただ、いてくれさえすれば、いいんだ」そしてすこし贅沢だが、
「目覚めてさえいてくれれば」
わたしはあの日、あなた一人のためにだけ!授業をした。

なんてね。

2009125
ICUHSは30周年!by 数学科 F.A.

ICUHS RETROSPECT 第5弾

『そのときサムエルは一つの石をとってミヅパとエシャナの間にすえ、

「主は今に至るまでわれわれを助けられた」と言って、その名をエベネゼルと

名づけた。』 聖書

ICU高校の更なる発展を祈ります。

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