2010215
ICUHSは30周年!by 外国語科 K.Y.

ICUHS RETROSPECT 第35弾 <タイのジャングルから教育界のジャングルへ>

「ようこそ、教育界のジャングルへ」
そう迎えて頂いたのは、4年前。当時はその意味を知る由もなかった。
待っていたのは、私の「強靭な」精神力を持ってしても、太刀打ちできないような厳しい現実。まさにハンチントンの「文明の衝突」、ガルトゥングの「構造的暴力」―これらの言葉を思い出す。

1年目、右も左も分からないまま、女子サッカー部の主顧問に。礼儀正しく爽やかなPASSIONSに元気をもらった。
2年目、コーラス部の主顧問に。けじめのある部活に大きく成長したことは嬉しい限りだ。夏休みには、オーストラリアのホームステイプログラムの引率もした。
3年目、念願の担任に。皆お互いに支え合っていることを実感。
そして今年は、修学旅行担当に。私自身、沖縄について勉強する良い機会を頂き、とても光栄に思う。

周りは私を「世界各国を巡り、国際的とは何かを追求している人」と言う。だが、私は「国際的」の意味を追求しているわけではない。ただ、考えさせられる環境、機会があるだけだ。
「国際的」という言葉は、美しいものだけではない。汗と涙と闘いがある。心底そう思う。

私自身、少しずつでも前進していると信じ、ICU高校が、才能溢れる素晴らしい生徒達と共にある、さらに良い学校になることを、心から願っている。

※ 写真はタイで撮影したものです。

2010213
ICUHSは30周年!by 外国語科 R.D.

ICUHS RETROSPECT 第34弾

When I think of my own high school days more than anything I think of music. When I was 15 I got my first part time summer job at Mac's Milk, a local, early version of a convenience store. That summer I worked seven days a week for the amazing rate of $2.50 an hour (roughly 230 yen). The pay per hour wasn't much but by the end of the summer I was able to buy a guitar amp and soon I was in a band called The Vogues. Life was good.


Fast forward to 2004. In my first year of teaching at ICUHS, I co-moderated the orchestra. I was so inspired by the energy of the students that one day I suggested to the orchestra members and to the conductor, Mr. Matsumoto. "Hey for the encore at the school festival, why don't I play the ukulele and sing with the orchestra?"

Ukulele? Sing? With the orchestra? I'm sure the idea sounded strange but fortunately the orchestra members were too nice to say no.

Then one night during the summer gasshuku, it was finally time to give the song a try.
Taking my position in front of the orchestra, I strummed the ukulele and began to sing the first verse of the Beatles' song "Something". As I began the second verse,
the violins began to gently pour in and soon the entire orchestra was with me. I kept singing but inside I was thinking "Oh - my - gosh. This sounds sooooo amazing!"

One month later, when we performed at the school festival, the encore song went pretty well. I don't know how many people ever get the opportunity to sing with a real orchestra but I highly recommend it. It feels great!

And by singing with the orchestra I could feel that despite the many miles and years
between my own high school days and ICUHS, there was a continuity between the things that I loved as a high school student in Toronto and the things I love today as a teacher at ICUHS.

whether it's dance, sports or music hold on to

the things you love today

"成長しながら、青春をキープ!"

2010212
面白授業by M

自由研究講座 「金融工学基礎」

現在学内では「自由研究講座」が行われています。各教員が希望する3年生に対して科目にこだわらない授業を行う講座です。たとえばキリスト教のより深い理解について、大学レベルの数学について、戦後を一つのテーマで俯瞰する講座などがあります。その一つを紹介したいと思います。

「金融工学基礎」は、卒業を間近に控えた3年生の希望者に対して、金融商品の基本的な商品を説明し、その先にある金融派生商品の概説を行いました。これから大学で学ぶ生徒諸君に少しでも金融やその中で科学が果たしている役割を伝えられればと思い開講いたしましたが。。。(担当 数学科 松坂)

金融工学基礎の授業では金融商品の基礎をはじめ外国為替に置けるお金の取引や金融派生商品の一つであるオプションの概念について学んだ。外国為替などに投資し、市場に参加することによって何もしなくても利益を得ることができる可能性がある反面、それは同時にレートの変動によっては大きく損をするというリスクを伴う。しかし、このリスクをとる人がいるからこそ、お金が市場に出回り、経済を成り立たせているのではないかと感じた。中には難解な概念があったが、今まであまり意識しなかった内容だったのでとても興味深かったうえに毎日聞き流していたニュースの為替情報が面白くなってきた。(生徒 K.E.)

受講者のK.Eさん、H.Mさん、K.Yさん、ありがとう、そしてごめんなさい。 急なプレゼンをお願いして。本当に立派でした。(松坂)

201029
ICUHSは30周年!by 外国語科 H.C.

ICUHS RETROSPECT 第33弾 <2006年3月卒業式>

初担任をした学年の卒業式。
自分の席から生徒一人一人の顔が見える姿勢を確認し、一年次に受け持った生徒、授業で受け持った生徒、部活動で関わった生徒、廊下で良く見かけていた生徒・・・。彼らが卒業証書を受け取る時の表情を確認しつつ心の中でエールを送っていたことを今でも良く覚えています。
3年5組の卒業証書をID番号3501から3545の生徒まで、毎朝出席をとってきた通りに心の中で名前を呼びながら校長に手渡したことを覚えています。

あれから何度も授業などでN-305、N-205、N-105の教室に行っています。今では在校生の空間となっていますが、ふと彼らの「空気」を感じることがあります。

今年卒業する生徒は校舎にどのような「空気」を残してくれるのでしょう。

201028
ICUHSは30周年!by 体育科 O.Y.

ICUHS RETROSPECT 第32弾 <2人分の想い。>

私がICUHSを語るのになくてはならない人がいます。19期生で、数年間、体育科で教員をしていた"Mum"先生です。
とにかく彼女はスゴかった。コワかった。
でも、誰よりも繊細でおちゃめでした。
そんな彼女だから母校に対する想いも半端なかった・・・・。

彼女と出会わなければ、今の私はなかったでしょう。
2人分の想いを胸にこれからもがんばっていこうと思います。

P.S.Mumは今、オーストラリアで2児のママをしています。

201026
ICUHSは30周年!by 体育科 A.H.

ICUHS RETROSPECT 第31弾 <「100メートル走」のルール。>

私が初担当した仕事は「体育祭」だった。
過去のルールブックを紐解くと「100m走:手をつなぐ、後ろ向き走、自転車の使用等は失格」と書いてある。どんな体育祭なんだ・・・。

ところが、いざ始まってみると縦割り応援合戦に始まり、組単位で大縄を跳ぶ少年ジャンプ、3方向から引き合うタイヤ取り、男子全員による走り綱引き、全員バトンをつなぐ学年全員リレーなど、なかなか壮観だ。
他クラスの団長が背負うカゴに女子全員で玉を投げつける(入れる)追いかけ玉入れで、「こんなに女子に追いかけられたの初めて♥」とにやにやしていた団長の笑顔は今も忘れない。
時の流れと共に体育祭も変化しているが、Tシャツにペンで寄せ書きする習慣は今も残っている。

201025
ICUHSは30周年!by 体育科 S.K.

ICUHS RETROSPECT 第30弾 <スキー教室・マリンキャンプの思い出>

私が学生だった頃、都内私立高校で非常勤講師をしていました。
そこでは、年間二回のスキー教室、二週間にわたる海浜学校がありました。そこに私も参加し、実技指導する傍ら先輩から、体育指導に関する様々なご指導をいただきました。とても充実し、楽しかった思い出です。

本校に就職したいと強く感じたのも、それらの行事があったからです。日頃の授業では味わえない、ダイナミックでレスポンスの早い展開が、本当に楽しいものです。


就職し、かれこれ二十年がたちましたが、その思いは新鮮なままです。そして過去の写真を見ても、その時その時のシーンが浮かんできます。
なんとかこれからも、この行事を続けていきたいと思います。

201024
ICUHSは30周年!by 地歴・公民科 K.J.

ICUHS RETROSPECT 第29弾 <懐かしの「S・M」>

ICU高校に就職し、4月に辞令を受け取った時、僕の名前はすでに「トラップ大佐」になっていた。「S・M」。そう、サウンド・オブ・ミュージックのミュージカルで、なぜか主役になることが決まっていたのだ!

公演は6月のC-W。授業の準備もしないでセリフを覚えたこと。英語の発音が悪くて、団員から猛特訓を受けたこと。軍服を買いに横田基地まで行ったこと。買った軍服がナチスの敵国アメリカ軍の制服で、小道具さんが密かに星条旗を剥がしてくれたこと。体重が4キロ減ったこと。本番中にチャックが全開だったこと。そして、公演が大成功に終わったこと・・・全てが懐かしい思い出。

今年、演劇同好会が結成した。もちろん、初顧問になっていた。

201023
スクールライフby M

雪景色

先日都内は大雪でした。一面の雪景色です。

201023
ICUHSは30周年!by 地歴・公民科 N.Y.

ICUHS RETROSPECT 第28弾 <倫理のプレゼン、今も続いています。>

1995年の着任以来、「倫理」のクラスで皆さんのグループ・プレゼンテーションとディベートを毎年見せてもらっています。その数は500を超えました。
数年前からは、第2ラウンドで、プレゼンチーム単位でディベートを行うように変えてみました。2年生の冬学期にとても熱心に取り組んでくれています。ディベートには、「理解」「構成」「分析」「伝達」の要素が組み込まれています。

卒業生の皆さんのそれぞれの歩みにどのように役立っているか、いないのか、時折気になります。

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