自由研究講座 「金融工学基礎」
現在学内では「自由研究講座」が行われています。各教員が希望する3年生に対して科目にこだわらない授業を行う講座です。たとえばキリスト教のより深い理解について、大学レベルの数学について、戦後を一つのテーマで俯瞰する講座などがあります。その一つを紹介したいと思います。
「金融工学基礎」は、卒業を間近に控えた3年生の希望者に対して、金融商品の基本的な商品を説明し、その先にある金融派生商品の概説を行いました。これから大学で学ぶ生徒諸君に少しでも金融やその中で科学が果たしている役割を伝えられればと思い開講いたしましたが。。。(担当 数学科 松坂)
金融工学基礎の授業では金融商品の基礎をはじめ外国為替に置けるお金の取引や金融派生商品の一つであるオプションの概念について学んだ。外国為替などに投資し、市場に参加することによって何もしなくても利益を得ることができる可能性がある反面、それは同時にレートの変動によっては大きく損をするというリスクを伴う。しかし、このリスクをとる人がいるからこそ、お金が市場に出回り、経済を成り立たせているのではないかと感じた。中には難解な概念があったが、今まであまり意識しなかった内容だったのでとても興味深かったうえに毎日聞き流していたニュースの為替情報が面白くなってきた。(生徒 K.E.)
受講者のK.Eさん、H.Mさん、K.Yさん、ありがとう、そしてごめんなさい。 急なプレゼンをお願いして。本当に立派でした。(松坂)