20091210
ICUHSは30周年!by NZ

12月10日は国際人権デー! それぞれの「自然」を可能にするための「反・自然」~その4

 国際人権デー、あるいは、世界人権デーと言われるこの日は、世界人権宣言が国際連合で採択された日(1948年12月10日)を記念する日です。

 日本でも、この日を最終日とする一週間(12月4日~10日)を人権週間としています。日本では、なぜか「人権」と言えば「思いやり」あるいは「やさしさ」が強調されてしまうのですが......。

 例年、試験期間にばっちり重なってしまうので、特に行事を行うことはないのですが、(特別イベントを開催したこともあります。このイベントはすでに伝説となっています。いやー、思い出しても体にふるえがきます。このバンド、LAUは現在では英国NO.1の伝統音楽バンドとして世界的に大活躍中です)、ICU高校生としてはおぼえておきたい日です。と言うか、知らなかった人には自らの不明を恥じてほしいと思いますよ。ええ。まったく。

 さて、前回(11月6日)からだいぶ間が空いてしまいました。
 
 自分と他の人たちの人権をまもるためには、まず何をするべきか。先述のように、日本の人権週間では、「思いやり」「やさしさ」が強調されるのですが、それは、この連載の考え方からすれば、人間の「自然」に期待しすぎる考え方です。むしろ、思いやりを持てない、やさしくなれないからこそ「反・自然」としての「人権」の出番があるのです。

 世界人権宣言前文には、「人間が専制と圧迫とに対する最後の手段として反逆に訴えることがないようにするためには、法の支配によって人権を保護することが肝要であるので」という一節があります。「法の支配」とは、前回も述べたように、権力者がしもじもの人間を従わせるための掟、という意味ではなく、権力が「専制」に陥り、人々を「圧迫」しないようにするために、法によって権力の側こそを縛るという意味です。

 ICU高校の生徒宣誓に「世界人権宣言の原則にたち法を尊び校則ならびに指示に従うことを入学にさいしここに厳粛に宣誓します」とあるのは、とにかく何であれ、校則守れ、何であれ、先生の指示には従え、ということではありません(それじゃ本末転倒)。
 じつは、生徒の厳粛な宣誓は、教職員にとって厳粛な意味があるのです。教職員が、世界人権宣言の原則にたち、法を尊んでいるか。校則や指示が世界人権宣言の原則にたっておかしなものになっていないか。つねにそのことが自分自身に問われているのでなければ、教職員という立場は、容易に、生徒たちに自分たちに都合のよい掟を守らせる権力者(あるいは権力者の犬)に堕してしまうでしょう。まだつづきますよ。

(写真は法務省HPの人権擁護局より)

2009128
スクールライフby M

二学期期末試験開始

本日より期末試験が始まりますので "ICU RETROSPECT" はしばらくお休みです。

生徒のみなさん、今年最後の健闘を祈りっております。そして何より風邪に気をつけて。

2009127
ICUHSは30周年!by 地歴公民科 I.S.

ICUHS RETROSPECT 第6弾

もう、何十年も前のことなのに・・・・
まるで、昨日のことのように思い出す。あの子の顔・・・・。
夢うつつのあのうるんだ眼差し・・・・。
わたしはあの日、あなた一人のためにだけ!授業をした。
3年生の受験用クラス。受講者は、あなた。そして、あなたの隣に二人(のみ)。
その二人はすでに、地上(授業)をはなれ夢の中。
おお!そのあなたのうるんだ眼差しまでも、夢うつつへと・・・・。
あなたを失ったら、わたしは一体だれのために、何のために、授業をすればいいのか。
行かないでくれ。ここにいてくれ。ホラ、最近よく言うじゃないか。
「ただ、いてくれさえすれば、いいんだ」そしてすこし贅沢だが、
「目覚めてさえいてくれれば」
わたしはあの日、あなた一人のためにだけ!授業をした。

なんてね。

2009125
ICUHSは30周年!by 数学科 F.A.

ICUHS RETROSPECT 第5弾

『そのときサムエルは一つの石をとってミヅパとエシャナの間にすえ、

「主は今に至るまでわれわれを助けられた」と言って、その名をエベネゼルと

名づけた。』 聖書

ICU高校の更なる発展を祈ります。

2009124
ICUHSは30周年!by 数学科 S.H.

ICUHS RETROSPECT 第4弾

この学校に勤めて30年、私は30年分、年をとった。

でも生徒は若いまま。不公平だ!

当たり前か!

2009123
ICUHSは30周年!by 数学科 S.H.

ICUHS RETROSPECT 第3弾

ICUに入ったのは全くの偶然。

ICU高校に入れたのは、大学院卒業と高校誕生が重なった幸運から。

素敵な同僚と良い生徒に囲まれて、幸せな30年でした。

2009122
ICUHSは30周年!by 数学科 M.M.

ICUHS RETROSPECT 第2弾

この学校に勤め始めたのが27の時だから、

ICU高校の30年と生まれてからの30年で重なり合うのはわずか3年。

その3年が我人生の重心となっている。

2009121
ICUHSは30周年!by 数学科 F.N.

ICUHS RETROSPECT 第1弾 <約束>

1978年4月開校。そのとき私は30才"ちょっと"。

そして今、30周年。私は60才"ちょっと"。

そして50周年のとき、私は80才"ちょっと"。

そのときまで生きて、そして元気に愛する本校を"ちょっと"

訪れることをお約束します。

20091130
ICUHSは30周年!by K

明日からSCHOOL NOWで、新企画スタート!!

"ICUHS RETROSPECT"
30周年を迎えたICU高校の「過去」を振り返るアルバム・ブログ。
教員45人ひとりひとりが思いを込めて綴る。

懐かしいあの出来事、忘れられないあの授業、大切なあの瞬間・・・

卒業生のみなさん、在校生のみなさん、そして未来のICUHS生のみなさん、
一緒にページをめくりませんか?

20091128
イベントもりもり!by N

文化講演会(タケカワユキヒデさん)

ICU高校創立30周年・新体育館落成記念の文化講演会として、タケカワユキヒデさんをお招きしました。

ご存じ、ゴダイゴのボーカルと作曲を担当され、数々のヒット曲を生んだタケカワさんは、本校の校歌「ICU High School Song」の作曲者でもあるのです。

真新しい体育館にずらりと並んだパイプ椅子とロールバックチェア。
たくさんの生徒、保護者、卒業生、そして体育館建設にご寄付下さった皆さんが見守る中、1時間にわたるトークと歌のライブステージが始まりました。

「ガンダーラ」「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」そして「銀河鉄道999」と、おなじみの曲を次々と披露。客席がコーラスを担当する場面もあり、会場は大いに盛り上がりました。

そして最後にサプライズ!ICU高校コーラス部のメンバーとの共演です。
今日のために作られたという校歌のオーケストラアレンジもプレゼントして下さいました。

「ラジオ番組でやっていた『難しい校歌』のランキングでベスト10に入っていたそうですが(笑)、かっこよさではナンバー1だと思います!これからもかわいがってあげてください」とタケカワさん。

実は1期生の時にはまだなかったこの校歌。2期生の卒業式で初演されて以来、28年にわたって歌い継がれて来ました。これからも新しい伴奏と一緒にずっとずっと大切に歌っていきます。ありがとうございました!

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