
ICUHS RETROSPECT 第32弾 <2人分の想い。>
私がICUHSを語るのになくてはならない人がいます。19期生で、数年間、体育科で教員をしていた"Mum"先生です。
とにかく彼女はスゴかった。コワかった。
でも、誰よりも繊細でおちゃめでした。
そんな彼女だから母校に対する想いも半端なかった・・・・。
彼女と出会わなければ、今の私はなかったでしょう。
2人分の想いを胸にこれからもがんばっていこうと思います。
P.S.Mumは今、オーストラリアで2児のママをしています。
私がICUHSを語るのになくてはならない人がいます。19期生で、数年間、体育科で教員をしていた"Mum"先生です。
とにかく彼女はスゴかった。コワかった。
でも、誰よりも繊細でおちゃめでした。
そんな彼女だから母校に対する想いも半端なかった・・・・。
彼女と出会わなければ、今の私はなかったでしょう。
2人分の想いを胸にこれからもがんばっていこうと思います。
P.S.Mumは今、オーストラリアで2児のママをしています。
私が初担当した仕事は「体育祭」だった。
過去のルールブックを紐解くと「100m走:手をつなぐ、後ろ向き走、自転車の使用等は失格」と書いてある。どんな体育祭なんだ・・・。
ところが、いざ始まってみると縦割り応援合戦に始まり、組単位で大縄を跳ぶ少年ジャンプ、3方向から引き合うタイヤ取り、男子全員による走り綱引き、全員バトンをつなぐ学年全員リレーなど、なかなか壮観だ。
他クラスの団長が背負うカゴに女子全員で玉を投げつける(入れる)追いかけ玉入れで、「こんなに女子に追いかけられたの初めて♥」とにやにやしていた団長の笑顔は今も忘れない。
時の流れと共に体育祭も変化しているが、Tシャツにペンで寄せ書きする習慣は今も残っている。
私が学生だった頃、都内私立高校で非常勤講師をしていました。
そこでは、年間二回のスキー教室、二週間にわたる海浜学校がありました。そこに私も参加し、実技指導する傍ら先輩から、体育指導に関する様々なご指導をいただきました。とても充実し、楽しかった思い出です。
本校に就職したいと強く感じたのも、それらの行事があったからです。日頃の授業では味わえない、ダイナミックでレスポンスの早い展開が、本当に楽しいものです。
ICU高校に就職し、4月に辞令を受け取った時、僕の名前はすでに「トラップ大佐」になっていた。「S・M」。そう、サウンド・オブ・ミュージックのミュージカルで、なぜか主役になることが決まっていたのだ!
公演は6月のC-W。授業の準備もしないでセリフを覚えたこと。英語の発音が悪くて、団員から猛特訓を受けたこと。軍服を買いに横田基地まで行ったこと。買った軍服がナチスの敵国アメリカ軍の制服で、小道具さんが密かに星条旗を剥がしてくれたこと。体重が4キロ減ったこと。本番中にチャックが全開だったこと。そして、公演が大成功に終わったこと・・・全てが懐かしい思い出。
今年、演劇同好会が結成した。もちろん、初顧問になっていた。
先日都内は大雪でした。一面の雪景色です。
1995年の着任以来、「倫理」のクラスで皆さんのグループ・プレゼンテーションとディベートを毎年見せてもらっています。その数は500を超えました。
数年前からは、第2ラウンドで、プレゼンチーム単位でディベートを行うように変えてみました。2年生の冬学期にとても熱心に取り組んでくれています。ディベートには、「理解」「構成」「分析」「伝達」の要素が組み込まれています。
卒業生の皆さんのそれぞれの歩みにどのように役立っているか、いないのか、時折気になります。
「ブブングン!カカンカン!」で大笑いしたあの授業。
生涯の友を得たあの教室。
自らの人生の原点とも言えるICU高校。
戻ってきてみると、ICU高校は30歳を迎えるところでした。
不思議なことに、高校とほぼ同じくして自分も年を重ねています。
主役である生徒が変わり、キャンパスが変わり、時代が変わり・・・
変化するものと不変(普遍)なもの・・・
両方をよくよく見極めて、30周年を越えていきたいと思います。
P.S. 部分群、可換環は数学の用語です
もう30年。
でも、まだ30年。
そして、これからの30年。
日々、歴史を刻みながら精進しています。
30年前 まだ学生
28年前 はじめてここに来た
27年前 結婚した
25年前 ・・・・した
・
・
・
10年前 ・・・・できなかった
5年前 ・・・・しなかった
今年 30年間を思い出している
ICU高校では、学校礼拝の献金の一部や、イベントの中で集めた寄付金などを、NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンへ継続してお送りしています。
カードを書いたり、クッキセールをしたり、献金の呼びかけをしたり・・・。生徒がそれぞれのはたらきを集めることによってこの活動は18年間続けられてきました。
チャイルド・ファンド・ジャパンはそのお金を、フィリピンやネパールの子どもたちの就学支援や、母子健康保健事業等にお役立てくださっています。
支援している子どもたちからも、3年間ほどでも、こんなにたくさんのお手紙をいただきました。クリスマスには手作りのカードを交換します。ことばを交わすことができるのは、何よりもうれしいことです。