2010年 2月15日
ICUHSは30周年!
ICUHS RETROSPECT 第35弾 <タイのジャングルから教育界のジャングルへ>
「ようこそ、教育界のジャングルへ」
そう迎えて頂いたのは、4年前。当時はその意味を知る由もなかった。
待っていたのは、私の「強靭な」精神力を持ってしても、太刀打ちできないような厳しい現実。まさにハンチントンの「文明の衝突」、ガルトゥングの「構造的暴力」―これらの言葉を思い出す。
1年目、右も左も分からないまま、女子サッカー部の主顧問に。礼儀正しく爽やかなPASSIONSに元気をもらった。
2年目、コーラス部の主顧問に。けじめのある部活に大きく成長したことは嬉しい限りだ。夏休みには、オーストラリアのホームステイプログラムの引率もした。
3年目、念願の担任に。皆お互いに支え合っていることを実感。
そして今年は、修学旅行担当に。私自身、沖縄について勉強する良い機会を頂き、とても光栄に思う。
周りは私を「世界各国を巡り、国際的とは何かを追求している人」と言う。だが、私は「国際的」の意味を追求しているわけではない。ただ、考えさせられる環境、機会があるだけだ。
「国際的」という言葉は、美しいものだけではない。汗と涙と闘いがある。心底そう思う。
私自身、少しずつでも前進していると信じ、ICU高校が、才能溢れる素晴らしい生徒達と共にある、さらに良い学校になることを、心から願っている。
※ 写真はタイで撮影したものです。