
SGH記念講演会
今年も3学期の始業式の後、SGH記念講演会を開催しました。
今回は本校の卒業生でもあり、公益財団法人パスウェイズ・ジャパンの代表理事を務めていらっしゃる折居徳正さんをお迎えし、「難民の若者の日本への受け入れー私が自分のミッションをみつけるまでー」と題してお話しいただきました。パスウェイズ・ジャパンでは、シリア、アフガニスタン、ウクライナからの難民・避難民の若者約200人の日本への受け入れと高等教育支援、就職支援を行っています。高校内でも関心の高いこのトピックについて、実際の支援に関わる方からお話を伺える貴重な機会でした。

同窓生の折居さんということで、高校時代、それから大学生活のお話から、現在のお仕事にいたるまでどのようなキャリアパスをたどってきたかなど伺いました。
また日本や世界における難民と受け入れの実情をクイズで学んだり

難民受け入れのプロセスについて詳しく教えていただいたりしました。日本や日本語習得に関心のあるモチベーションの高い難民・避難民の若者をリクルート・選抜し、オリエンテーションをして、大学や日本語学校でさらに学んでもらい、企業などと協力して就労機会につなげて、日本の社会で暮らしていけるようにするという具体的な段階や工夫について知ることができました。
最後には、実際にパスウェイズ・ジャパンを通して日本で暮らし始めた難民・避難民の方のビデオメッセージを見せてくださいました。戦禍から避難して間もない中で新しい生活を始める皆さんのメッセージが印象的でした。
「難民の方を支援するのに高校生でもできることとは?」など生徒の質問にもたくさん答えてくださいました。まだ話し足りない人も列をなしていましたが、、、

生徒からの感想の一部を紹介します。
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難民の方に適切な教育の支援をすることで、日本で新たな人生を始めることができるという考え方に感銘を受けました。移民問題については賛否両論ありますが、その原因の一つが何も学んでない状態で日本に来られることや日本のことを知らない状態で就職することであるということに納得し、そのような原因からさかのぼって支援をするという姿勢に多くのことを学びました。
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(折居さんの)活動記録を見て災害や戦争によって故郷を追われる人が毎年のようにいることに驚きました。特に災害と異なり人間の意思で制御することもできる戦争を、大勢の人を苦しませてまでする必要性はどこにあるのだろうと思いました。
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最近では、難民の受け入れに対して一方的に否定的な意見を持つ人も少なくない。しかし今回の講演を通して、私は誰でも無条件に受け入れることだと決めつけるのではなく、もっと丁寧に考える必要があると感じた。例えば、学ぶ意欲や能力があるにもかかわらず、環境によって勉強の機会を奪われてきた将来性のある若者や、日本が好きで日本で生きる覚悟ができている人であれば、受け入れる価値は十分あると思った。特に、日本語は世界の標準語でもなく、決して簡単な言語ではない。それにもかかわらず、日本で暮らすために必死に日本語を習得している人がいることを知り、私は尊敬の念を抱いた。難民の受け入れは感情論や恐怖心だけで判断されがちだが、今回の講演を聞いて、一人ひとりの背景や努力に目を向けることの大切さを学んだ。
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徳正さんが最初のお仕事から離れて難民関係のお仕事を始めたように、将来の夢を必ずしも1つに絞らなきゃいけない訳ではないと思えることができました。私もやりたいことや興味があることが沢山あるので、その時その時で自分に真剣に向き合いながら自分のやりたいこと、やらなければならないことに全力でいたいです。
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折居さん、ありがとうございました!









