高校に古典は本当に必要なのか
2020年6月6日、ここICU高校で、「高校に古典は本当に必要なのか」通称、
「こてほんシンポジウム」が開催されました!
主催は同じくICU高校の生徒8人。
そのうちの最後の方に滑り込んだ人(私)が今ブログを書いてます。
こてほんプロジェクトのメンバーは、去年開催された「こてほん」(明星大学で行われたシンポジウム「古典は本当に必要なのか」)
の書きおこしの本をきっかけに、そこに当事者である高校生の意見が含まれていないことへの大きな違和感を、
そして古典の未来を誰よりも自分たち自身に問いながら、シンポジウムというかたちで実現しました。
コロナで延期になってしまったり、オンライン用のプログラムを検討し直さなければいけなくなったり、
当日もWifiが落ちたりして本当にハプニングだらけでしたが、なんとかやり通せました!!
zoomを使ったシンポジウムでした。
参加してくださった皆様、心から感謝しております。
めちゃくちゃ楽しかったです。
(当日の様子)
渡部泰明先生(東京大学)、福田安典先生(日本女子大学)、近藤泰弘先生(青山学院大学)、
ツベタナ・クリステワ先生(ICU)、猿倉信彦先生(某国立大学)、前田賢一先生(メーカーOB)を
ゲストとしてお迎えし、白熱した議論と絡み合う古典への思いとともに、
最終的には200人規模のシンポジウムになりました。
(大学の先生方によるミニ講義)
第一部では前回のこてほんの内容を整理し、第二部では高校生パネリストが
肯定派・否定派にわかれてディベートをしました。
(ディベート中の様子)
みなさんはどう思いますか?
高校に古典は必要でしょうか。不必要でしょうか。
そもそもこういった必要・不必要という枠組みで考えるものではないのでしょうか。
(ディベート中の様子)
ディベート終了後、肯定派否定派というレッテルをはずし、
フロアも含めた全員でのディスカッションがありました。
(司会の二人)
シンポジウムは無事終了したとはいえ、わたしたちもまだまだ話し足りていません。
三時間では到底話しきれない、もう一日あっても全然足りないくらい、この話題、
深すぎるんです(笑)
(長谷川さんのスピーチ)
今回のシンポジウムは書籍化されることが決まりました!文学通信より11月刊行予定ということで、こちらにお知らせが出ています。
https://bungaku-report.com/books/ISBN978-4-909658-36-4.html
刊行と合わせて、当日の録画も見られるように準備していますので、今回参加されなかった方もぜひ目を通してみてください。とくに最後の長谷川さんのスピーチだけでも!!考え方、変わると思います。
そのほか、現時点で公開している資料もありますので、ぜひご覧ください!
○こてほん2020コンセプトビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=uRyWTeqVoMg(YouTube)
○【高校に古典は必要か】高校生アンケート結果分析
https://www.youtube.com/watch?v=ysBQunIIGHo(YouTube)
○【高校に古典は必要か】パネリスト先生方の主張まとめ
https://www.youtube.com/watch?v=1REUFOpHpBQ(YouTube)
○協力してくださった先生方の主張まとめ
協力してくださった先生方の主張 .pdf
○ディベートの立論まとめ
ディベートの立論.pdf
・肯定派の立論詳細
最新版:肯定派ディベート立論.pdf
・否定派の立論詳細
最新版:否定派ディベート立論 .pdf
・ディベートの前提
ディベートにおける前提.pdf