20251017
イベントもりもり!by 上級スペイン語

TANGO EN ICUHS

10月2日の放課後にラウンジで上級スペイン語クラス主催のタンゴのダンスイベントが開催されました。
毎年上級スペイン語クラスの2年生は、ラテンアメリカの文化を共有することを目的としたイベントを企画しており、今年はアルゼンチンでした。そこで、タンゴ世界チャンピオンのAxel ArakakiさんとCarolina Albericiさんに来ていただきました。

イベントの内容としては、まずタンゴの歴史を学び、簡単なタンゴのステップを習得したところで、音楽選択の生徒の方々の演奏に合わせてみんなでタンゴダンスを踊りました。最後には、ダンサーのお二人の貴重な生パフォーマンスを見ることが出来ました。

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このイベントを通してタンゴについて深く学べただけではなく、イベントの参加者に歴史やステップを教える際に翻訳することで我々のスペイン語力を向上させることができました。

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全学年が一緒に楽しみながら踊ってる姿を見れて嬉しかったです。スペイン語で主催するのは難しかったですが、このような貴重な体験ができて楽しかったです。

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そして、このイベントに協力してくださったCarolina Albericiさんと Axel Arakakiさん、音楽選択の生徒、PAの方々、そしてこの企画を承諾してくださった青山教頭先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
また来年、再来年も上級スペイン語の生徒がこのような素敵なイベントを開催できることを心から願っています。

El 2 de octubre después de las clases, celebramos un evento de Tango en el vestíbulo del colegio organizado por la clase de español avanzado del segundo grado.

Cada año los alumnos de la clase de español avanzado realizamos un evento de baile compartiendo la cultura latinoamericana y este año fue sobre Argentina. Por eso invitamos al campeón mundial de tango Axel Arakaki y Carolina Alberici.

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El evento comenzó con una charla sobre la historia del tango, y luego aprendimos algunos pasos básicos y bailamos juntos al ritmo de la música que tocaron los estudiantes de música. Al final pudimos ver la actuación en vivo de los bailarines.

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No solo aprendimos sobre la historia del tango a través de este evento, sino también mejoramos nuestra aptitud en español al traducir.
Estuvimos muy felices al ver a los estudiantes de todos los grados bailando tango alegremente y aunque fue difícil realizar el evento en español, fue una gran experiencia.

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Nos sentimos muy orgullosos de poder realizar este evento con el apoyo de Carolina Alberici y Axel Arakaki, los alumnos de música, los alumnos de PA y la vicerrectora Aoyama.

Esperamos que los alumnos de la clase de español avanzado puedan volver a celebrar eventos tan maravillosos el año que viene y siguiente.

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2025930
by J.B.C

大興奮の体育祭!<午前の部@体育館>

学校祭から続くフェスウィークの最後を飾るのは、体育祭です!午前中は体育館競技を、午後はグラウンドへ移動しての実施となります。

ICUHSの体育祭は、「縦割り」と呼ばれる学年をまたいだ1~6組対抗で行われます。1年1組、2年1組、3年1組が「1組」として団結し、他の組と競います。
部活や委員会、学寮以外では関わる機会の少ない上級生や下級生と優勝に向けて思いを一つにします。各縦割り組(クラス)は、自分たちのテーマに沿ったカラーのTシャツを着ています。
全校生徒が6色に染まって実施される開会式は壮観です!
開会式が終わるとそのまま、準備体操です。3F2A3644.jpg


最初の競技は1年生の恒例「台風の目」です。走力に加えて、クラスのみんながタイミングを合わせてジャンプできるかがカギになります。3F2A3797.jpg3F2A3779.jpg
一見地味ですが、競技者たちはとことん必死、むかでリレー。3F2A3921.jpg
遊びで跳ぶのは楽しいですが、プレッシャーがかかると緊張するのが大縄跳び。3F2A4100.jpg3F2A4135.jpg練習の時からずっと縄を回してくれた回し手のみんな、お疲れさま!3F2A4128.jpg
玉入れは、誰が見てもわかりやすくて、みんなが熱中!明治時代から変わらぬ安心感(笑3F2A4329.jpg3F2A4424.jpg規制のラインがなかったので、今年は全玉コンプが続出。それでも、球数は数えますー3F2A4246.jpg
体育祭実行委員の人は、今日は裏方で大忙し!熱戦の横で、次の競技で使う風船を準備中です。3F2A4363.jpg
やっている選手は必死。でも、観客はついつい笑ってしまう競技と言えば、障害物競走。ハードルを跳び越えて、ネットをくぐり抜け、コロコロ転がる風船をお尻で割ったら、最後に待ち受けるのは、本物の「パン食い」。3F2A4470.jpg3F2A4497.jpg出場者は、もれなくパンをもらえます~3F2A4666.jpg
体育館での最後の競技は、縦割り全員参加で行われる大玉転がし。転がすと言っても、地面の上ではなく人の上。玉に勢いをつけ過ぎると落下してしまいます。速さと丁寧さが勝敗の行方を左右します。3F2A4692-2.jpg3F2A4746.jpg3F2A4779.jpgあっという間に午前の部が終了。3F2A4658.jpgお昼ご飯を食べて、午後はグラウンドに集合です!

2025924
by J.B.C

Wonderland 祭りはまだ終わらない!~後夜祭編

学校祭2日目、Wonderlandは15時をもって無事に閉園しました。
でも、在校生にとっての祭りはまだ終わりません。
HS生の禁断の宴、後夜祭の始まりです!

ここから先は、一般公開をしていない在校生だけの後夜祭のレポートです!3F2A0323.jpg


オープニングは、チアリーディング部。元気いっぱいの笑顔と掛け声で、体育館のテンションは一気に最高潮へ!
照明が落とされ暗幕が開くと、DJイノケンのスペシャル・ライブのはじまりです。3F2A0478.jpgこれで盛り上がらないワケはない!体育館もタテ揺れ。3F2A0542.jpg
バンドは邦楽も洋楽もあり、編成もバライエティ―豊か。3F2A0677.jpg3F2A1557.jpg3F2A2059.jpg3F2A2281.jpg3F2A2707.jpg操作卓で音を作るのはPA隊。準備、リハ、本番に片づけまで、学祭の影の主役です。3F2A2877.jpg後夜祭の華は何と言ってもダンス!楽曲、演出、そして衣装まで様々に工夫を凝らしたグループが、観客を盛り上げます。3F2A0991.jpg3F2A1629.jpg3F2A2050.jpg3F2A1834.jpg3F2A1704.jpgクラスや学年を超えて一夜限りのメンバーで出演するユニットも。観客の生徒もそれがわかっているので、ひときわ大きな声援を送ります。3F2A2496.jpg3F2A2820.jpg3F2A2793.jpg3F2A2832.jpgトリを飾るバンドの熱唱が終わると、学校祭実行委員への感謝を込めたセレモニー。3F2A2998.jpg3F2A3054.jpg学実のみなさん、本当にありがとうございました!!
そして後夜祭の締めと言えば、「キセキ」。全員で大熱唱し、2時間のステージが幕を閉じました。3F2A3200.jpg後夜祭に出演した全メンバーと、ここまでの全てに感謝!学校祭実行委員のみなさんの記念の一枚。3F2A3444.jpgあっという間の2日間、完全燃焼でした!

2025923
by J.B.C

Wonderland開園、大盛況!学校祭当日編

9月23日、24日の2日間で、約4000人近い方にご来場いただきました。本当にありがとうございました!!

23日朝9時、中庭でのオープニングセレモニーでいよいよWonderlandの開園です!3F2A6126.jpg


1年生の総合探究は、各クラスごとの発表です。こだわりの演出でテーマにした国や地域のドラマを演じました。3F2A5614.jpg
2、3年生はクラスごとに自由に企画を決めて、お客さんをもてなします。カジノで盛り上がっていたのは、3-2。3F2A5777.jpg
ちょっとした休憩には、メイド喫茶をどうぞ!3F2A9963.jpg
爆音で盛り上がっていたのは、ナイトクラブ。3F2A5720.jpg子どもたちに大人気だったのは、自分たちでプログラミングして製作したシューティングゲームの2-3。Nintendo Switchのコントローラーを使って、操作性も抜群!3F2A9985.jpg
学寮からの企画もたくさんあります。その中でも異彩を放っていたのは、第一女子寮の「占い」。怪しさは、No.1!3F2A9943.jpg
今年は、調理室での調理も解禁され、ベビーカステラ、チジミに焼きそばと、Wonderlandを食で盛り上げました!3F2A5949.jpg3F2A5977.jpg3F2A5864.jpg
運動部・文化部ともにクラブ団体は、学祭に向けた企画を考えたり学祭公演を行ったりと、クラス企画と並ぶWonderlandのメインです!女子ハンド部は、クイズ企画で知力と体力へ挑戦です!3F2A5544.jpg学祭の定番の一つ、茶道部の茶室・楓。今年も大盛況でした。3F2A9255.jpg多目的室では、オーケストラ部とコーラス部が練習の成果を心を込めて奏でます。3F2A9455 (2).jpg3F2A9602.jpg
体育館は朝から夕方まで4つのクラブの発表で一日中満員となりました。笑顔弾ける、元気いっぱい!軽快でかつダイナミックなのはチアリーディング部。3F2A6209.jpg3F2A6353.jpgノリノリの爽快なJAZZを奏でる器楽部。1年生にとっとは、初のソロを披露する場でもあります。3F2A9844.jpg3F2A9827.jpgロック部の演奏レベルの高さはお墨付き!3F2A0150.jpgWonderlandで一番の人気は、やはりダンス部公演。総勢60名の部員たちによる創意工夫の演舞で、超満員のお客さんを魅了しました。3F2A6647.jpg3F2A2009.jpg3F2A1333.jpg
Wonderlandでは様々な有志団体も企画を持ちました。父母の会主催の大人気、バザー会場の中では、ペーパーミラクルズのクラフト体験コーナーが設けられ、こちらも大人気となりました。3F2A5997.jpgまた、フードバンクへの寄付を募る企画や、フェアトレードによる商品販売、古着のリサイクルを呼び掛ける企画もありました。3F2A2603.jpg
あっという間の2日間。お天気にも恵まれ、最高の形でみなさまをWonderlandへご招待することができました。

運営を支えて下さった保護者のみなさま、父母の会のみなさま、ありがとうございました。
そして、お越しいただいた観客のみなさま、本当にありがとうございました。

2025922
by J.B.C

Wonderland 開園準備中! 学校祭準備日編

9月20日(土)、22日(月)の2日間は、学校祭準備日として授業は無し!学校中がWonderlandの開園準備で大忙しとなりました。

今年のテーマは「Wonderland」は、個性あふれる夢のような空間をイメージしています。みなさんをお招きする正面ゲートももうすぐ完成です!3F2A5700.jpg


1年生の各クラスは、4月のリトリートキャンプの時から準備を進めてきた総合探究発表です。クラスごとにテーマとなる「国」を決め、オリジナルの台本をみんなで考えて演劇を発表します。3F2A5649.jpg3F2A5671.jpg3F2A5667.jpg演技の確認をしながらの通し稽古も、これが最後。明日はいよいよ本番です!3F2A5660.jpg3F2A5653.jpg
2年生はカジノあり、メイド喫茶ありと、各クラスの自由企画。装飾にもこだわり抜いて、準備もバッチリです!3F2A5556.jpg3F2A5559.jpg3F2A5567.jpg3F2A5571.jpg3F2A5572.jpg3F2A5586.jpgみなさん、どこに担任の先生がいるかわかりますか??3F2A5596.jpg3F2A5595.jpg
N棟1Fは、3年生の教室。ICU高校での最後の学校祭!すべての瞬間が、青春。3F2A5646.jpg3F2A5631.jpg3F2A5602.jpg3F2A5688.jpg3F2A5636.jpg3F2A5638.jpg
初日だけで14バンドが熱唱する中庭ライブも、ずっとリハしてます~(笑 3F2A5699.jpg
生徒会も準備に大忙し!3F2A5704.jpg
ここでは伝えきれませんでしたが、体育館、ラウンジ、多目的ホール、そしてS棟でも、イベントや企画が目白押し!
さあ、いよいよ開園です!!

2025914
スクールライフby ICUHS野球部

野球部 秋の大会(2025)

序盤8-1と大量リード
まさかの結末に・・・


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新チームの初戦は永山高校。
2回終わって8-1と大量リードと幸先の良いスタートでしたが、3回に6失点とやや振り出しに戻されたゲーム展開に。
それでも、その後はしっかりと抑え、追加点も入れながら終盤に突入。
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ところが終盤、相手校の粘りからじりじりと点差を詰められてくると、急に動きが固くなりエラーの連発。
大量失点で逆転される。

経験の浅いチームだけに、立て直すことができず、終わってみれば12-18のゲーム。
3時間超に渡る長いゲームを制することができませんでした。

とはいえ、大きな収穫もありました。
攻撃では、盗塁や相手の隙をついた走塁などでチャンスを広げ、しっかり打って得点し、守っては、ダブルプレーなど随所に好プレーもありました。

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夏のWBGT指数による制限された練習の中で、しっかりと成長している部分もあったと思います。
春大会に可能性の感じるチームです。
ここから大きな成長を遂げてほしいです。

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今日もたくさんの方々が応援に駆けつけてくれました。
本当にありがとうございました。

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中学生のみなさん
ICU高校野球部は、野球の上手い・下手、経験・未経験関係なく、国内外から野球好きが集まり、「のびのびと熱く!」をチームスローガンに日々練習しています。都内でも有数の大変広いグランドで思いっきり野球ができます。ICUHSスタイルの野球で、一緒にプレーしませんか。

2025910
by J.B.C

秋学期始業式~9月生を迎えて晴れやかに挙行!

雲一つない晴天に恵まれた9月2日、
秋学期始業式、並びに9月編入生入学式がICU高校体育館で挙行されました。3F2A4914.jpg

久々の再会に、みんな話したいことは尽きません。
が、前奏の始まりと共に、心を静めて祈りの姿勢をとります。3F2A4932.jpg


そして、ひとりひとりが今日の恵みに感謝します。3F2A4921.jpg
今学期の最初の「授業」となる中嶌校長のお話しを聞き、みんな、学びのスイッチがONになったことと思います。3F2A4954.jpg

ICU高校の秋学期始業式は、新しい仲間を迎え入れる日でもあります。
1年生、2年生9月生の編入学です!
4月の入学式と同様に、全員がひとりひとり名前を呼ばれ、起立して元気よく返事をします。3F2A4976.jpg3F2A4965.jpgとはいえ、やはりまだちょっと恥ずかしさもありますよね。

9月生の代表者2名が、英語と日本語で生徒宣誓を行います。3F2A4983.jpg
さあ、ICU生としての新しい出会いの始まりです!9月生全員が、演壇に立って一言ずつ自己紹介をします。3F2A5045-2.jpg「〇年〇組に入ります・・・」と言った瞬間、同じ組の生徒たちからドッと歓声が上がります。この後すぐ、担任の先生と共に各自のホームルームへ行き、新しいクラスメートと実際に対面します。楽しみですね!
3F2A5020.jpg秋学期は3学期中最も長い学期になります。1、2年生にとっては学びも、クラブや委員会も一層充実することと思います。3年生にとってはICUHSでの学びが最も深まる83日間になると信じています。

それぞれの目標を胸に、飛躍の時にしましょう!
そして9月生のみなさん、7月の入試の時以来、今日の日を私たちもずっと楽しみにしてきました。
慣れないこと、不安なこと、時にさびしいこともあるでしょうが、大丈夫!
遠慮なく、クラスメートや先生を頼っていいですからね!
Welcome to ICUHS!!3F2A5314.jpg

202597
スクールライフby J.B.C

惜敗を乗り越えて、念願の初勝利! 女子ハンド部

連日30度を超える暑さが続いた8月最後の週、
東京私立中学高等学校ハンドボール選手権大会が行われました。

大会初日、初戦の対戦相手は強豪・錦城高校。
幸先よく2点先取するも、じわじわと追い上げられて5-6でハーフタイムへ。
後半、10-9と逆転に成功!


その直後、連続ポイントを許してしまい10―12と逆転されて、残り5分。
守りを固める錦城ゴールへ果敢に攻めて、残り1分20秒で1点差へ。
時間を使ってパス回しをしてくる錦城の攻撃を防いでラストチャンス!
しかし、ICUHSの撃ったシュートは錦城キーパーの正面へ。
ここで無情のホイッスル。
掴みかけた今季初勝利はなんと遠いことか!と、
痛感させられました。

大会2日目、朝から雲一つない炎天下。
部員数が少ないICUHSは、試合中の選手交代ができません。
誰か一人でもケガをしたら、数的不利のままに戦わなくてはなりません。
昨日の疲労も残る中、しっかりストレッチをして準備します。ハンド部ブログ (13).jpg
コーチの激励を受けて、いざ!ハンド部ブログ (12).jpg
対戦相手は、部員数20名を超える杉並学院。
状況に応じて何度も選手交代をしてくる作戦です。

開始から10分、ICUHSは4-0と一気に突き放しにいきますが、
徐々に相手もペースをつかみ、6-4でハーフタイムを迎えます。
試合途中、審判も暑さで朦朧(もうろう)とするような酷暑。
選手も疲労のピークで、9―8と1点差に迫られます。ハンド部ブログ (1).jpg
その直後、すぐに1点を決め再び2点差。
しかも、キーパーのナイスセーブもあって逆転は許しません。DSC_7295.jpg
この間、メンバー交代ができないICUHSは40分間、走り続けています。
それでもこの日は、メンバー全員の1勝への渇望が互いを鼓舞します。ハンド部ブログ (9).jpg
12-9から、13-10へ。ホイッスル間際にダメ押しの1点を加えて、
14―10。
ついに、念願の初勝利をつかみ取りました!
文字通り、チーム一丸での勝利。
選手全員が最後まで走り抜いて手に入れた、
小さな、しかし、大会では2年振りとなる大きな大きな1勝でした。
ハンド部ブログ (3).jpg
いつもハンド部を応援してくださる保護者のみなさん、
一緒に練習したり、近くでアドバイスをくれるOGのみんな、
本当にありがとうございます!

次なる飛躍を目指して、がんばります!

2025821
イベントもりもり!by 課題探究講座

課題探究講座「会いたいプロジェクト」:出汁取り教室 

3年生の選択科目「課題探究講座」を取っている生徒が、高校生の今だからこそ「会いたい!」と思った人を高校にお呼びする「会いたいプロジェクト」。うまみの探究を深めるべく、出汁取り教室を開催した生徒の報告です。

ーーーーーー
7月某日、 かつお節問屋タイコウさんから、大塚さんを講師にお迎えして、ICUHS生のための出汁取り教室を実施しました!

期末テスト最終日にもかかわらず、約20名もの参加者が集まり、日本の食文化や、かつお節をはじめとする出汁食材について学び、味わい、体験することができました。

大塚さんは、タイコウで社長を務めていらっしゃる、かつお節コーディネーターです。今回は、「日本を代表する4種の出汁」「かつお節ができるまでの工程」についてお話いただき、実際にかつお節を削る体験も行いました。

まず、「昆布」「かつお節」「煮干し」「干し椎茸」の4種の出汁が、どのように使われるようになったのか、主にどんな場所で使われていたのかをお聞きし、歴史的背景や地域との深い関わりを学びました。今でも食材の産地や用途が、昔の文化を受け継いでいることを知り、驚きの声が上がる瞬間も。
1.jpg(4種類の出汁の飲み比べ↑)


次に、かつお節がどのように作られるかを学びました。皆さんは、カツオが燻製される前、「骨抜き」「籠立て(かごだて)」という細かい作業にも職人が関わっていることを知っていましたか?
※籠立てとは、「煮籠(にかご)にサクを立てる(形よく整えて置く)」作業で、鰹節の仕上がりの形に大きく関わってくる重要な工程。

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もしかしたら、かつお節が、カツオを煮て、燻して、休ませてカビをつけて...という長い工程を経てできていることを知らなかった人もいるかもしれません。実際は、これよりずっとずっと手間と時間がかかっています。作る人によって、かつお節の味や形にも違いが出るそうです。

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最後は、かつお節削り&出汁取り体験です!かつお節削り器に触れるのが初めての人もたくさんいましたが、全員が無事に削ることが出来ました。今でこそ見かける機会が少ないかつお節削り器ですが、昔は日常的に家庭でも使われていたそうで、先生方は特に削るのに慣れていました笑

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また、削ったかつお節から出汁を取り、他の出汁と合わせて味の比較を行いました。

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「ここのグループのかつお出汁、味が違う!」「私は煮干しとかつお出汁のコンビが好きだな〜」など、それぞれの出汁の特徴や、自分の好みをみんなで共有しながらそれぞれが自由に出汁と触れる機会ができ、楽しく、出汁について学ぶことが出来ました!

8.jpg↑味噌も足してお味噌汁としても味見!

使いきれなかった鰹節や出汁を持ち帰って家でもうどんや丼などの料理を楽しんだ人もいました。

短い時間にさまざまな体験と学びの機会を用意してくださった大塚さん、本当にありがとうございました!
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2025716
イベントもりもり!by 農LIFE りん

OICU 夏野菜を使ってスパニッシュオムレツとベリーマフィンを作ろう!

こんにちは。ICU高校の畑で作物を育てる団体 NO 農 NO LIFE!(略して農ライフ)のメンバー兼、料理活動「OICU(おいしーゆー)」のリーダーを務めている、りんです。

7月某日、2025年度初のOICU企画を開催することができました。OICUとは、農ライフで自分たちが育てた作物を収穫し、自分たちでおいしく調理する活動です。今回は、ICUHSの畑で育てたじゃがいも・ミニトマト・バジル・にんにく、そしてICUHS果樹園のブルーベリー、ブラックベリーを使い、スパニッシュオムレツとブルーベリーマフィンを作りました。(ついでに収穫できたキュウリの塩もみとシシトウ焼きも!)



12.pngまずは前日に畑で収穫
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開催は前から決まっていましたが、私自身がOICU企画を担当するのは初めてだったため、本格的に動き始めたのは2週間ちょっと前でした。しかも春学期の期末テスト期間と重なってしまい、準備はなかなか大変でした。
そんな中、もう一人の企画者である3年生のKちゃんが、企画書の作り方を丁寧に教えてくれたり、一緒にレシピを探したり、家で試作までしてくれたりと、大きな力になってくれました。農ライフの担当の先生方、そして家庭科の先生も、必要なことや改善点を親身にご指摘くださいました。

前日には、OICUの理念「学校の畑で育てた野菜をただ収穫して終わるのではなく、自分たちの手で調理し、味わい、学ぶところまでを体験する」に基づき、メンバーと一緒にじゃがいも、ミニトマト、ブルーベリーに加え、予定にはなかったけれどたくさん実っていたししとうや緑のパプリカ、きゅうりも収穫しました。当日の朝、Kちゃんとスーパーで買い出しを行い、先生が車で食材を学校まで運んでくださいました。

14.png15.png

調理では、マフィン班とオムレツ班に分かれて、それぞれの班が協力しながら調理を進めてくれました。各班ともレシピ通りにおいしそうに仕上げていて、特にサプライズで用意した大容量のアイスクリームはマフィンとの相性も良く、みんなとても喜んでくれました。
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調理の時間には、思わぬハプニングもいくつかありました。オムレツをひっくり返すのに失敗してしまったり、思っていた以上に調理に時間がかかってしまったり。でも、そうした出来事も含めて、みんなが笑顔で楽しんでいました。

17.jpg↑必死にオムレツをひっくり返す!
18.jpg↑三者三様の方法でオムレツをひっくり返す!

マフィン班とオムレツ班に分かれて、それぞれがレシピを見ながら協力して作業を進めていました。料理に慣れていない人も、積極的に調理に参加していました。調理の合間には「この切り方でいいかな?」「めっちゃいい匂いしてきた〜!」といった会話が飛び交い、班のメンバー同士が自然と打ち解けていく様子も見られました。
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参加してくれたメンバーの中には、「自分たちの手で大切に育てた野菜だからこそ、より美味しく感じられた」「料理に使われている材料について、どうやって作られたのかな、どんな人が作ったのかな、と考えるようになった」など、これまでとは違った視点で食と向き合うきっかけになったという声もありました。

また、「OICUで料理のモチベーションが上がったので、家でも料理をしてみた」「その時に、食材を無駄にしないように感謝の気持ちを持って作ることができた」「食がこんなにもコミュニケーションの手段になりうるのだと実感した」など多くの感想が寄せられました。

今回、参加者のみんなが笑顔で調理をする姿を見たり、感想を読んだりし、この活動が、ただ料理をする場にとどまらず、心の変化や新たな気づきにつながる場にもなっていることを実感しました。OICUの理念が、今回しっかりと参加者の中に根づき、形になり、嬉しく思います。

レシピ決めや材料・道具のリストアップ、農ライフメンバーへの参加呼びかけ、企画書の作成など、準備には多くのことが必要でした。Kちゃんは期末テスト後に受験も控えていて大変な中、たくさん協力してくれましたし、先生方もサポートしてくださり、参加メンバーも当日の食器洗いや片付けまで協力してくれました。みんなの力があったからこそ、楽しく充実した企画になったのだと思います。

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実は私は、年に一度料理をするかしないかというほど、普段あまり料理をしていません。ただ、調理以外の食に関わる分野にはずっと興味があり、「やってみたい」という思いが心の片隅にありました。そんな中、今年度のリーダー決めの際に、せっかくの機会だからと軽い気持ちでチャレンジしました。
準備段階では、やることの多さに押されて、「やっぱり私は料理じゃなくて別の食分野に興味があるのかも」と思い、投げ出したくなることもありました。。けれど、当日、みんなが笑顔で調理している姿を見たときに、「やって良かったな」と心から思いました。
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今まで私は、自分の準備や工夫を通じて他の人に喜んでもらうことに、あまり関心がないと思っていました。でも今回、それが実は自分の好きなことなのだと気づきました。ベタでテンプレートな感想かもしれませんが、みんなの笑顔が見られて、本当に良かったです。楽しくて、心が温まり、癒された時間でした。こんな発見ができたのは、ICUHSだからこその経験があったからです。

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秋学期のOICU企画では、3年生のKちゃんは引退するため、私が主体となっての開催になります。今回の経験を活かして、もっとみんなが楽しめるような企画をしたいと思います。
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☆This project was powered by the Japan ICU Foundation.

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