ICUHS RETROSPECT 第1弾 <約束>
1978年4月開校。そのとき私は30才”ちょっと”。
そして今、30周年。私は60才”ちょっと”。
そして50周年のとき、私は80才”ちょっと”。
そのときまで生きて、そして元気に愛する本校を”ちょっと”
訪れることをお約束します。
数学科 F.N.
明日からSCHOOL NOWで、新企画スタート!!
“ICUHS RETROSPECT”
30周年を迎えたICU高校の「過去」を振り返るアルバム・ブログ。
教員45人ひとりひとりが思いを込めて綴る。
懐かしいあの出来事、忘れられないあの授業、大切なあの瞬間・・・
卒業生のみなさん、在校生のみなさん、そして未来のICUHS生のみなさん、
一緒にページをめくりませんか?
K
文化講演会(タケカワユキヒデさん)
ICU高校創立30周年・新体育館落成記念の文化講演会として、タケカワユキヒデさんをお招きしました。
ご存じ、ゴダイゴのボーカルと作曲を担当され、数々のヒット曲を生んだタケカワさんは、本校の校歌「ICU High School Song」の作曲者でもあるのです。
真新しい体育館にずらりと並んだパイプ椅子とロールバックチェア。
たくさんの生徒、保護者、卒業生、そして体育館建設にご寄付下さった皆さんが見守る中、1時間にわたるトークと歌のライブステージが始まりました。
「ガンダーラ」「モンキーマジック」「ビューティフルネーム」そして「銀河鉄道999」と、おなじみの曲を次々と披露。客席がコーラスを担当する場面もあり、会場は大いに盛り上がりました。
そして最後にサプライズ!ICU高校コーラス部のメンバーとの共演です。
今日のために作られたという校歌のオーケストラアレンジもプレゼントして下さいました。
「ラジオ番組でやっていた『難しい校歌』のランキングでベスト10に入っていたそうですが(笑)、かっこよさではナンバー1だと思います!これからもかわいがってあげてください」とタケカワさん。
実は1期生の時にはまだなかったこの校歌。2期生の卒業式で初演されて以来、28年にわたって歌い継がれて来ました。これからも新しい伴奏と一緒にずっとずっと大切に歌っていきます。ありがとうございました!
N
実験!実験!(物理)
今日は物理実験室にお邪魔しました。
黒板には今回の実験の目標が書かれています。生徒はこれを見て、実験室にある道具を自分たちで選び、思い思いに実験を進めていきます。
今回のテーマは摩擦力。数人ずつのグループに分かれた生徒は、板を斜めにしてみたり、滑車をつけてみたり、あれこれと工夫しながら数値を測っていました。
ああでもない、こうでもないと試行錯誤する生徒の間を、物理の信田先生は様子を見ながら歩いているだけ。違う方向に行ってしまいそうなグループには立ち止まって助言を与えますが、どんなやり方をするかは基本的に生徒たちに任せます。
「最初は実験の手順も全部説明してやらせていたんですが、最終目標と道具の説明だけして自分たちで考えるようにさせたら、すごく生き生きやるんで、これはいいと思って。実験の結果はレポートにまとめて提出してもらっています。」
レポートは大学の実験レポートと同じ形式だそう。大変そうですが、しっかりやれば大学に行っても困らないですね。
ふざけたりさぼったりする生徒もなく、みんな実験に熱中していました。時には他のグループのやっている様子を見て「そうだ、ああいう方法もある」と思いつく場面も。見ているだけでもワクワクするような実験室でした。
N
小論文を書く!(自由研究講座)
ICU高校の三年生には「自由研究講座」という授業があります。
これは、教員が自分の関心に応じて通常の授業の枠には縛られず授業を展開し、それに興味を持った生徒と時間を合わせて開講するというもの。内容は太極拳、ギリシャ語、ディベートなど様々です。
写真は今年度開講されている自由研究講座のひとつ、「小論文を書く」というクラスの様子です。国語科と地歴公民科の教員が二人で担当しています。
「小論文というと、与えられた課題をこなして、先生が赤ペンで真っ赤に添削して…というイメージですが、この授業では生徒同士のやりとりが中心です。自分の書きたいことや課題文の内容についてグループで話し合い、考えを深め、完成作品はお互いに読み合ってコメントを書きます。」
「選択者は皆モチベーションが非常に高く、活発に議論を交わしていました。まさに切磋琢磨という感じです。手前味噌ですが!」
三年生の通常授業は今学期いっぱいでおしまいです。
最後の作品がそれぞれ納得のいくものになりますように。
N