ICU High School Express!
どんなに遠くからでも一目でわかる、スカイブルーのニクいヤツ。
それが私たちのスクールバス(略して「スクバ」)です。
2006年度の導入以来、武蔵境駅と高校を結ぶ約10分間は、友達とのおしゃべりに花を咲かせたり小テストの最後の確認をしたりする貴重な時間となっています。
事務室で買える利用チケットは1枚150円。
「ああっ、バス券わすれた!一枚貸して!」
なんてやりとりもよく見かけます。
普段はICU高校生専用のバスですが、学校説明会などのお帰りの際に体験乗車をして頂くチャンスもあります。ぜひ「ICU High School Express」の乗り心地を確かめてみてください。…普通のバスと変わりませんが(笑)。
ちなみに朝の便は、時間が早ければ早いほど空いています。生徒の皆さん、早起きしましょう!
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入学式と30年前
恒例の始業式と九月生の入学式があり、17名の新入生を迎えました。ICU高校には賑やかな秋が巡ってきました。
さて、ICU高校ってどんな学校だろう。入学式にかこつけてそんなことを考えてみます。
ICU高校が大切にしている価値観は、生徒のそのままを大切にしたい、対話を通してみんなで学校をつくりたいということです。この価値観は、1977年に学校ができる前年の中野サンプラザでの打ち合わせの時から持ち続けて30年にもなります。
「…生徒部のルールってね、セーターのワンポイントどのくらいの大きさにするとかさ、色んな細かいことをさ、制服が決まっちゃったから、着るものとかアクセサリーとかどうしようかって、ものすごく揉めたのよ。」
「開校前にずっと話し合ってるわけ?」
「そしたら、“そんなのね、いちいち決める必要ない!”って…。」
「なんて言ったか覚えてない。」
「“原則としてね、一つあればいい!”って。みんながシーンと聞いたら、“自然を旨とする!”って。」
「“自然を旨とする”…ってどっかで言ってたよね?」
「じゃあどういうことなんだ、って聞いたら、“その場で自然だと思っていればいいじゃないか”と。“自然だと思わない人はその子と対話すればいい”と。」
(“30周年記念教員インタビュー”より一部抜粋)
必ずしも現在所属している生徒や教員が30年前のこの場を共有したわけではありません。ですが、この感覚は共有しながら学校生活を送っています。
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