さらば、国語科の猛者たち~冬学期 終業式
本日、ICU高校冬学期の終業式が行われました。
一昨日に3年生が卒業し、今日チャペルにいるのは1年生と2年生のみ。
讃美歌57番、「ガラリヤの風かおる丘で」を歌い、
聖書を朗読しました。
マルコによる福音書1章14節~20節
ヨハネが捕えられた後、イエスはガラリヤへ行き、神の福音を宣べ伝えて
「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われた。(略)
校長のお話しに続いて、今年度をもって退職される2名の国語科の先生から、
最後のお話しがありました。
石渡先生はICU高校が設立された当初から専任教諭として勤められてきました。
まさに、レジェンド。
「校則がない」とよく言われるICU高校ですが、最初からそうであったワケではなく、
厳しかった校則の一つ一つを「それが必要ないって生徒のみんなが証明してきた」
と、話されました。
もちろん、今もICU高校にはたくさん校則があります。
でも、その「校則を感じさせない日常を作っているのは、
まぎれもない、君たち生徒自身だよ」と、この学校の自由の意味を語ってくれました。
そして、もう一人、カナピーこと金沢先生。
「最後の授業」と言って一編の古い詩を朗読し、
この詩の作者の今をみんなに問いかけました。
その詩の作者は、今、みんなの目の前にいる、そう、その人。
「5分だけね」と言って始まったこの授業、
あと2時間は聞いていたい。でも、20時間の講義より、心に深く刻まれました。
いくつもの出会いと別れを紡いで、2017年度が終わりました。
チャペルの外に出ると、もう桜がちらほらと。
この桜が咲き誇る頃、新しい出会いが巡ってきます。もう、あっという間に。